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睡蓮

モネの絵で有名な睡蓮ですが、夕方になると眠るようにしぼむこともあって光や時間の経過を絵画の中で表すのに最適な題材だったかもしれないなあと思ったりします。
今京都に来られてこの睡蓮を見るのにお勧めするのが平安神宮です。
明治時代の代表的な日本庭園として広く内外に知られている平安神宮神苑は、社殿を取り囲むように東・中・西・南の四つの庭からなっています。
総面積約33,000㎡(約10,000坪)の広大な池泉回遊式庭園で、明治の有名な造園家7代目小川治兵衛らの手になるものです。
平安京千年の造園技法の粋を結集した庭園として、昭和50年12月に国の名勝に指定されています。
春の紅しだれ桜、初夏の杜若・花菖蒲・紫陽花・半夏生・睡蓮、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々に風光明媚な趣を見せるとともに、神々しい風景を織りなす神苑はとても素晴らしいです。
中神苑の蒼龍池には、適度な間隔で丸石が配された飛び石式の橋、臥龍橋(がりゅうきょう)があります。その橋をおおうように睡蓮が所々と顔を出しています。臥龍橋の丸石をたどると、水面には初夏の空が映り、涼しげな
睡蓮の花が雲のように浮かぶのが想像できます。
初夏を味わうお庭としてとてもお勧めします。今日もいい一日を。7/19

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