唐紙
以前に和紙のことを書きましたが、京都の紙で有名なものといえば唐紙。
この柄の唐紙は見たときにすごい!!とすぐ惚れ込みました。なにか若冲展を見たときの絵の雰囲気を感じさせるところがありました。
版の刷り込みだから紙の色と柄の色で組み合わせを変えて、すっかり雰囲気の違うものに出来るのです。それが一番のまた魅力で、同じ柄でも多様多彩、え、こんなに違うの?と柄のデザインの素敵さと共に、襖を唐紙にする人はこの魅力に取りつかれるのだと思います。
例えば上の柄を色の組み合わせを変えるとこんな雰囲気に
シックな、でもインパクトのある感じ。
旅館ではエレベーターの扉が開くと、各階違う柄と色の唐紙が見られ階が違うのがわかるようにしています。唐紙の魅力で、京都らしさとおしゃれな感じを表現したかったからです。もちろんちょっぴり高価なので、何でもかんでもそれにするという贅沢はかないませんが、こういう文化が残っていて今の時代にもおしゃれってすごくないですか?
古いものが新しいっていうのは唐紙だけでなくて、着物の柄だったり陶器のデザインだったり、温故知新ということばがありますが古いものをこの機会に知るのも面白いかも。奥深いなあと思います。
唐紙に興味のある人は、京都にある唐紙屋さんのホームページに柄が表示されているので見るだけでも新鮮なので、ぜひ見てみてくださいね。5/19
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