高校サッカー決勝を見て勝手に思った「高校ラグビー改善策提言:こうなったらいいな」
高校サッカー選手権は静岡学園が優勝!
第98回全国高校サッカー選手権大会(通称:選手権)は、静岡学園高校が大逆転の末に優勝して幕を閉じました。
私も実際に準決勝を生で観戦し、その強さを体感したわけですが、今日の決勝をテレビ観戦していて、実はまったく違うことを考えていました。
それはサッカーのことではなく、「高校ラグビーもこんな風に盛り上げられないものだろうか?」ということです。
この記事が想定するターゲット読者
高校3大スポーツファン
ラグビーをもっと盛り上げたいと考えている方
それ以外の方は興味がないと思います(笑)のでこれ以上は読まなくて構いません。
高校3大スポーツのメジャー大会の入場者数比較
高校野球(夏の甲子園) 80万人
高校サッカー(選手権) 30万人
高校ラグビー(花園) 12万人
大会の成り立ちやそのスポーツ自体の歴史、開催エリア、開催方式、開催時期などが違うため、一概に比較はできません。
私が注目したのは決勝戦の観客数/会場キャパ 試合日
高校野球(2019年夏)44,000人/47,508人(92.6%) 甲子園球場 8月22日(木)
高校サッカー(2020年1月)56,025人/63,700人(87.9%) 埼玉スタジアム 1月13日(月・祝)
高校ラグビー(2020年1月)6,150人/26,544人(23.2%) 花園ラグビー場 1月7日(水)
ラグビーの観客数だけが、絶対数も少なく、キャパに対しての入場率も極端に少ないことが分かります。
なぜラグビーだけ観客が少ない?
単純に思いました。
「どうしてかな?」
「どうにか出来なかったんだろうか?」
2019年ワールドカップでは、日本中があれほど盛り上がり、その余韻冷めやらぬ中で行われた全国大会の決勝が、閑散としたスタジアムで行われていた訳です。
私はテレビのニュースでダイジェストを見ただけですが、内容もスリリングな展開で、素晴らしい試合でした。しかしバックスタンドとゴール裏は明らかに観客が入っていなかったのです。
「これから盛り上げよう!」っていう時に、大学の早明戦は国立競技場が満員。高校ラグビーの決勝は閑散。もったいないし、プレーしている選手がかわいそう!
私の勝手な改善策提言「こうなったら良いな」
そんな思いから勝手な「こうなったらいいな」です。(あくまでも私の個人的な外野からの意見です)
優先順位①・準決勝、決勝の日程を土日祝日に
観客数が少なかった1番の理由は「平日開催」だったためです。社会人や学生はよっぽどじゃない限り、見に行くことが出来ません。
「昔からこうなんだから変えられない」という意見もあるでしょう。ですが高校サッカーは過去(2001年)に「プレーヤーファースト」の観点から、準決勝と決勝の日程を後ろ倒しにし、インターバルをとりました。
冬休み期間だとか、選手の滞在日数だとか、センター試験日程だとか、色々ありますが、やはり「プレーヤーファースト」で考えて欲しいと思います。日本代表がインターバル6日で、高校生は連チャン・・・。
優先順位②・準決勝、決勝の会場を変更(5万人クラス)
高校ラグビーと言えば「ハナゾノ」ですので、ま〜無理でしょうね。出来ればワールドカップで改修した際に、もう少しキャパを増やしておければ良かったのですが、今となっては戻れません。願わくば5万人クラスの会場であれば、次の③プランも出来るのですが。
優先順位③・(キャパを増やした上で)小学生以下を無料招待
もし観客キャパに十分な余裕があったら、という前提ですが、小学生以下を無料招待するのは良い案だと思います。既に高校サッカーは全試合で実施しています。
野球、サッカーと比較して、ラグビーは「すそ野拡大」から始める必要があります。自然と子供達が「ラグビーをやりたい」と思うための環境がまだまだ足りません。地域にチームがなければやりたくてもやれません。
そのすそ野拡大にはあらゆる策を講じる必要がありますが、トップレベルの試合を生で見るのは素晴らしいキッカケになります。小学生ぐらいの時に、素晴らしい会場で、素晴らしいプレーを見ることは一生の記憶になりますし、将来、プロを目指したりする訳です。
会場は賑わうし、グッズや食事などの物販も潤います。
優先順位④ テレビ中継もう少し増やせませんか?
野球(全試合全国生中継)
サッカー(主要試合は全国生中継、地元チームの試合はネット局が原則生中継)
ラグビー(決勝のみ全国生中継)
外野からですみません。露出が足りないと感じるのは私だけでしょうか?以前よりも少なくなっていると感じるのも私だけでしょうか?
まとめ
歴史のある大会(99回)のため、改革が難しいのはあると思いますが、野球も球数制限を検討したり日程の問題も議論にあがっています。サッカーでは100回大会に向けて、参加チーム拡大と試合ごとの間隔を長くすることが合わせて議論されているそうです。
ぜひ高校ラグビーも今よりももっともっと盛り上げて、魅力的な大会にしていってほしい、と思います。ひいては日本ラグビーの発展に間違いなく寄与すると考えます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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