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マーケティングと音楽の関係性について

このことは
以前から時間をかけて
自分の中で深掘りしていきたいと
思っているテーマなのですが
まずは入口の整理からということで
お付き合いいただければ幸いです。

かれこれ気が付けば
15年以上に渡りマーケティング畑に
身を置かせていただいておりますが
特にMBAを所得しました
とか輝かしい経歴があるわけではなく
それまではチェロを弾いていたわけです。

ピアノ教師だった母の導きによって
幼いころからクラシック音楽を
かなり本腰入れて学んでいた私は
最低でも1日2時間は
イヤイヤでも毎日練習しなければならず
気づいたら「音楽」が「音学」になっていき
いつの間にか「楽しめていない自分」
になっていたのだと思います。

練習嫌いでよく音大まで進んだな
ということですが
根本的には「音楽」が大好きで
聴いたり編集するのは大好き
感性豊かだった幼少のころは
聴くものすべてがブランニュー

「ココロが揺さぶられる音源」

を求めて
ラジオから流れる曲を
メタルカセットテープに録音して聴き
その中でも特に気に入った曲はレコードで買う
という行為に明け暮れていました。

音楽活動をしていたときは
作詞作曲やアレンジにも挑戦しました。
結果的に趣味の域を出ませんでしたが
今思うとこの時の経験が
マーケティングの仕事に活かされているな
と感じます。

「音学」に話を戻すと
まずは「楽譜」というものが存在し
「音を読む」という難儀な作業が発生します。

さらにここでは「読むと同時に実行する」
という行為を求められます。
いわゆるマーケティングでいうところの
「分析して戦略を組み立てて実行する」
という一連の流れになるでしょうか。

まずはこれらの基礎的な作業が土台となって
その上で眼に見えるアウトプットとして
具体的な楽曲に取り組みます。
楽曲はマーケティングでは
クリエイティブやプロモーション
といったところだと思います。

このように
楽譜を理解し演奏してきたことが
マーケティング活動をする上で
役になっていたのだと最近気づきました。

音楽に限った話しではないでしょう。
体操やダンスやスポーツ全般
基礎練習の上に積み重ね
眼に見えるアウトプットを生むのです。

何よりも類似性を感じるのは
「正解がないこと」です。

音楽なら「聴衆を感動させる」
マーケティングなら「売れる仕組みを作る」など
その時々のゴールがあるでしょう。

また双方が共通して目指すのは
発信するアクションによって
「受け手の琴線に触れること」です。

眼には見えない感情を
揺さぶることによって
想像し得なかった結果を得たり
感動を受けたり
言葉では顕せない「何か」が
個々人の中に生まれ
のちにいろいろな形で
世間との接点を有する
それが醍醐味なのかもしれません。

次回は
少し実践的な話しを
してみたいと思います。


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