主体的なキャリアデザインに必要なのは、自己理解と、◯◯理解。
コーチングやカウンセリングといったスキルを使って、現状を変えていきたいと思った時、自分の特性や考え方の癖といったものに気づいていくことが効果的とされています。「過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分だけ。」と言われるように、自分でコントロールできる領域は、自分のことだけだからです。
目次
ご自身の理解が深まるような関りをしています
自分が生きる社会について知ることの大切さに気づいた
わかっている環境でラジコンを操作する
社会は「自分を活かす場所」
ご自身の理解が深まるような関りをしています
自分の好き嫌いや、どんなことに心が反応しやすいのかが分かれば、対人関係に対処しやすくなったり、客観的に自分を観られるようになったりしていきます。わたしもコーチングスキルを使って個別相談をお受けするときは、その方自身が自分への理解が深まるような関りをしていきます。
自分への理解(自己理解)が深まると、あれもそうか、これもそうか、というように、それがいろんなことに影響していることが芋づる式に分かり、その面白さに気づきます。そうなると、もっと自己理解を深めたいという思いが増したり、日常的に「自分の行動の理由」と自分で考えるようになったりして、身近なことからどんどん変化を感じるようになります。
こういった効果に対してなんの疑問もなく、肩の力が抜けた生き方というか、とても生きやすくなるというか、無理せずいられることはとても素晴らしいと思っています。
自分が生きる社会について知ることの大切さに気づいた
ただ、それ以上に大切に思うことが最近出てきました。自分の人生全体を俯瞰的に観たとき、深い自己理解があったとても、自分が生きる場所、つまり社会についてなにも分かっていなかったら、自分のエネルギーを最大限に活かすことが難しくなってくるのではないかということです。
以前はあまり気にならなかったというよりもむしろ、自己理解が進んでいれば大丈夫!くらいに思っていたかもしれません。しかし、大学で「キャリアデザイン」の授業を担当することになってから、社会を知ることの大切さについて考えるようになりました。
わかっている環境でラジコンを操作する
たとえば、ラジコンの膨大な取扱説明書を読みこみ、特性を理解できていたとしても、そのラジコンを使う環境について知らなければ、どんな操作をすれば高いパフォーマンスを得られるか想像もつかないのではないかという話です。
わたしなら、よくわからない環境でラジコンを操作するよりも、すでに知っている環境で操作したほうが、すぐに適応できるし、心の余裕もありそうな感じがします。
ラジコンを使う環境が、わたしたちでいうところの「社会」にあたります。社会への理解を深め、高いパフォーマンスでいられる自がどんな自分なのかを想像したり、実際に行動してみたりすることは、きっと自分を最大限に活かすことにつながっていくでしょう。
社会は「自分を活かす場所」
タイトルには、自分を最大限に活かせる場所と書きましたが、「最大限に活かせる」場所という表現がしっくりこなければ、「自分らしくいられる」とか「ラクに過ごせる」「ワクワクできる」と置き換えて読んでもらえたらと思います。
不安を大きくしがちなことや、対応が後手に回ったりするのは、社会への理解が浅いせいかもしれません。社会は「自分を活かす場所」です。人生において、自分の幸せを追求するとしたら、自己理解だけでなく、社会理解も必要になりそうです。
自己理解は目的ではなく、手段です。自己理解したその先には、幸せな自分の人生を創るという目的(ゴール)があると思っています。
この2つが、主体的なキャリアデザインに必要な要素であるとわたしは考えます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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