見出し画像

生きること

わたしが通っている文章講座の課題として書いたものを投稿します。コラムというジャンルのようです。「考えや思いを書く」というルールの課題でした。

生きることは、死ぬことである。

人は死に向かって生きている。死ぬ準備をする期間が人生なのではないかと思っている。死を迎える瞬間に感じたい「なにか」のために、いまを生きているのではないだろうか。
その一方で、後先のことなんてまったく考えていない刹那的な情動や行動もあって、「人って面白いな」とわたしは思う。大波は計画的に、小波は即興的に、わたし自身はそんな感覚を持って生きているのかもしれない。

だとすると、死を迎える瞬間に感じたい「なにか」って一体なんなんだろう。

わたしはただ「あーよかったな」と感じられたらいいといまは思っているようだ。悔いやさみしさがまったくないなんてことはないと思う。けれども、それも含めて「あーよかったな」って感じられるといいかな。もしかしたらその瞬間は、今日かもしれないし明日かもしれない。だからこそ、いまここに在る刹那的な情動や行動もないがしろにしてはいけないのだろう。その場、そのとき、その瞬間に最善でいられているかを常に問い続けることが、死を迎える準備期間には必要なことなのかもしれない。


最後までお読みいただきありがとうございました。
まつゆみ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?