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Chapter 3: 私を愛する10のTips
Chapter 1: 不安な日々から卒業する
Chapter 2: 他人軸で生きるのは、もうやめた
Chapter 3: 私を愛する10のTips
20.誰よりも自分を否定してきたのは、実は自分
誰かから自分のことを批判されるのは、否定されるのは怖い。
「お前は間違っている」
と否定されてしまったらとても傷ついてしまうよね。
私も自分の意見を伝えたらそれは違うでしょと批判され、自分自身をも否定されたような気持ちになってしまうこともあった。
だからこそ、批判されることが怖くて何かやろうと思っても躊躇してしまうことがあるのだけれど、ある時気づいたことがある。
私は、誰かから批判されるのが、否定されるのが怖くて仕方なかったけれど、自分のことを一番否定してきたのは他人ではなく実は自分だったのかもしれない、と。
鏡を見れば、小さい目に綺麗とは言えない肌をみて「どうしてこんなに可愛くないんだろう」と思っていたし、
自分の性格が大嫌いで「どうして私はいつも失敗ばかりするの」と自分で自分のことを批判していた。
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自分を認めてあげることよりも、自分のことをジャッジすることのほうが圧倒的に多かったのだ。
自分のことを自分で認めてあげられていたら、他人がどんな言葉を自分に投げかけてきても、「自分は自分」と流すことができてしまうはずだから、
「お前は間違っている」そんな言葉に反応し、落ち込んでしまうのは自分自身もそう思っているからだと。
世界で一番自分のことをみている自分が自分のことを一番否定していたら、自分が安心できる居場所はどこにもなくなってしまう。
そして、相手が言った一言に相手の態度に過剰に反応してしまうのだ。
そう気づいたら、自分を否定していて何も良いことはないと思えるようになって、自分のことを少しずつでも認められるようになっていった。
自分のことを否定する言葉を投げかけることから、卒業していこう。
21.ここが嫌だ、こんな私はダメと、自分イジメはもうやめる
以前は自分について、嫌なところを挙げようと思えばいくらでも挙げられた。
それこそ外見のコンプレックスから内面について、「あれが嫌だ、これが嫌だ」って数えきれない程の
「嫌だ。嫌い」
を、これでもかっていうくらい自分に突きつけていた。
これってもう、イジメと同じこと。加害者が自分自身になっているだけで変わらない。
こうして自己否定・自分イジメを繰り返していたら、そりゃ自分に自信なくなるしそんな自分が歩む人生も悲観的にみてしまうよね。
でも、
「こうして自分を否定していて自分は幸せになれるのかな?」
とふと思い、自分に問いかけてみたらその答えは「No」だったから、それからはもう自分イジメはやめて、自分のことちゃんと認めてあげようと思えるようになったのだ。
見つけようと思えばいくらでも嫌なことが思い浮かぶのなら、それをひっくり返せばいいだけ。自分の良いところだっていくらでも挙げられるようになれる。
最初はずっとやってきた思考の癖で、自分の嫌なところばかり目についてしまうけれど、意識して探していくと、
「おでこが広いところは好きかな」
「自分がしんどい時でも、大切な人の幸せは喜べるからそんなところは良いよね」
「つらいことがあっても、ちゃんと乗り越えようといつも努力してきたよね」
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と少しずつ、少しずつ認められるようになってくる。
そして今では自分イジメをすることはグッと少なくなってきて、不思議とその後は気持ちも前向きになっていったのだった。
「あれが嫌だ」「これも嫌だ」と自分を否定するのはもう卒業して、自分のことをちゃんと認めてあげていこう。
22.短所も長所も両方あって自分
人はポジティブなことよりもネガティブなことに反応しやすいようにできている。
それは危険なことが起こった時に自分の身を守るために。
だからどうしても、良いところよりも悪いところの方が目につきやすくて、自分には良いところ(長所)なんてないのではないかと思ってしまうこともある。
特に日本の教育では自分の長所・得意なことよりも、短所・苦手なことを改善するほうに意識がいっていることが多いから、日本人は自分に対しても人に対してもきっと良いところより悪いところの方が目につきやすい。
でも今良いところが見えていないかもしれないけれど、見えていない“だけ”で、良いところは必ずある。
短所があれば必ず長所もあるから。
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例えば、人の様子を窺ってばかりで、相手がどう思ってしまうのかが気になるという自分の嫌なところがあったとして、
言い換えれば人の機微によく気がつく気遣い屋さんとも言える。
そう考えてみると、気持ちはふっと軽くなって、気にしいな自分はダメだと思っていたけれど、そんなことないかもしれないと思えてくるようにもなるのだ。
長所がなければ短所も生まれず、短所がなければ長所も生まれない。
短所があるからこそ、長所が活きていくから。どっちもあって自分だと思えると、自分自身のことを受け入れられるようになって心が軽くなっていく。
一回短所だけみるのはやめて、長所にも目を向けられるようにできたらいいね。
23.コンプレックスを味方にする
コンプレックスってコンプレックスに思うことだから、なんとか直したいと思うことが多いと思う。
私も自分のコンプレックスをどうにかしたいと思ってしまうこともあった。
もちろん、なんとかしたいと思って改善することはちっとも悪いことではないけれど、コンプレックスが自分のチャームポイント・武器になることだってあるから、自分のコンプレックスを活かすと決めてみるのも良いよね。
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不思議なことに自分が嫌だと思っているところを人は良いよねって言ってくれることも多い。
例えば私は自分の声があまり好きではなかったけれど、
「Yumiさんの声って良いですよね」
と言われることが何度かあった。
癒し系のふわっとした声だったらどんだけ良かったかと思うこともあったけれど、そんな自分のコンプレックスを人は良いと思ってくれるのかと意外に思った。
自分が持って生まれた声質はきっと変えられないから、それだったら良いと言ってもらえる自分の声を受け入れようと少し思えるようになれた経験。
自分が持っているコンプレックスはもしかしたら人にとってはとても羨ましいことかもしれないから、自分のコンプレックスも味方にして、自分の魅力として打ち出していっても良いよね。
そうすると、自分の嫌だなと思っていたところもそんなに悪くないかもしれないなと思えるようになれるから。
24.どんな感情もOKと認めてあげよう
毎日、前向きに明るく生きていきたい。
でも、何かトラブルが起これば落ち込むし、誰かのことを許せない!と思ってしまうことだってある。
明るい前向きな感情にはOKを出しやすいけど、それ以外の暗い感情には、
「そんな風に感じたらダメ!」
とダメ出ししてNGを出してしまうことが多い。
それはどうしてもポジティブな感情は良いもので、ネガティブな感情は良くないものというような固定観念が私たちの中にあるから。
でも、ネガティブな感情って本当に悪いものなのかと考えてみると、
ネガティブな感情を抱くから、「本当はこうなりたい」という本音に気づくことができるし、
ネガティブな感情を経験したから、同じようにつらい思いをした人に対して共感することができるし、
ネガティブな気持ちになるから、自分が本当に危機的な状況にならないために脳が働いてくれる。
そう考えるとネガティブな感情は必ずしも悪いことではないなって思える。
それに、ネガティブな感情はどんな人も抱くもの。みんながみんな感じるものなのだから、それを悪と決めつけなくてもいいよね。
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ネガティブな感情を表現する、ということは別として思うことは悪いことじゃないから、自分のどんな感情にもいいよとOKを出していこう。
「大きなトラブルが起こって上手くいかなくなったら落ち込んでしまうよね」
「あんな風に言われたらイライラするよね」
と自分の感じていることを受け止めていくと不思議とすっと気持ちが落ち着いていって、いつの間にかネガティブな感情が消えていくことだってあるから。
自分の気持ちに、感情にOKを出していこう。
25.完璧じゃなくていい
中学生の時の私は特に、完璧さを求めていたように思う。
勉強も部活も常に100%の力で頑張っていたし、その努力のおかげか、テストでは学年2位にまでなる等、成果はでていたけれど、頑張り過ぎてその後体調を崩し、不登校になった。
完璧さを求めている時は常に、“足りない”という意識がある。求めているということは、今自分は完璧ではないと感じているから。
あれがまだダメだから、これがまだできていないから、と不足感でいっぱいになる。
もしかしたら、自分が完璧とするものに辿り着いたとしても
「あれ、でもこれが足りない...」
とまた足りないところを探してそれを得ようと努力するのかもしれない。
つまりは完璧さを求めていても、キリがないということ。
ずっと足りないという不足感の元追い求め続けていると、ストレスが原因で私のように体に症状がでて強制的にストップ!がでてしまうことだってあるかもしれない。
だから、自分が思う理想を追いかけて、努力できることはとっても素晴らしいことだけれど、今の自分を認めてあげるということもとっても大切なことのように思う。
心も体も壊してしまったら元も子もないから。
完璧じゃなくてもいいよって、今の自分にも素敵なところあるよって伝えてあげると、肩の力が抜けて、今既に持っているものに目を向けられるようにもなる。
きっと、少し欠点があるくらいが人はちょうどいいのだと思う。
その欠点を人と補い合うことでこの世界は上手く成り立っているから。
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できていないところ、完璧ではないところもあっていいと認めて今あるものに目を向けられるようにしていきたいね。
26.自信とは自分を信じること
「自信がないから...」
よく聞く言葉。そして私自身も何度も口にしたことがある。
自信とは、つまり自分を信じること。
ということは、自信がない時とは自分のことを信じられないということでもある。
私は、自分のことを信じられていなかったのだな、ということに気づいた。
そしておそらく、人生の中で本当に自分を・自分の可能性を100%信じることができたことって無かったな、ということも。
自分のことを自分で信じられないのなら、誰が自分のことを信じ、信頼し信用してくれるだろうか?
自分で自分は信じられるに値しない人間ですと言っている人を、他人が信じてくれるのは難しい。
そしたら、もう自信がないと言うのはやめて、自分を信じてあげよう。
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自分が決めたことを一つ一つやって、自分への信頼を積み重ねていこう。そしたら、いずれ自信がないと思うことは減っていくから。
以前、リアリティーショーを見ていた時に出演者の男女がこう言っていた。
「私は私のことを信じている」
と。
そう言い切れるのってすごくかっこいいと思った。自分も自分のことを信じている、そう言えるように生きていこう。
27.感情が揺れ動く自分も、「かわいいね」って軽く受け止めてあげる
良く言えば感受性が豊かな私は、感情の起伏が激しい。
目の前で起こっている事象に対してすぐに反応し、感情が揺れ動いてしまう。
以前はその感情にどっぷり浸かってしまうことが多かった。そのため、一度ガッツリ落ち込むとそこから立ち直るのに時間がかかってしまっていた。
今は以前よりは感情が揺れ動くことがあっても、そこからまたいつもの私に戻る時間を短くすることができる。
それは、感情が動いてしまう自分もヨシとできるようになってきたから。
そうやって反応してしまうこと自体をダメだとジャッジしていていたけれど、
「人間だもん、感情が動くことがあってもいいよ」
と認められるようになって、受け止められるようになったから、その後早い段階で気持ちを落ち着かせることができるようになった。
感情が揺れ動く時があっても、そんな自分を「人間らしいな、かわいいな」って思ってあげよう。
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そしたら、感情の渦の中にいた自分から視点が変わり、自分のことを客観視できるようにもなるから。
28.自分史上1番可愛い自分でいるために自分を大切にする
「可愛くなりたい・綺麗になりたい」
そう思う時はもちろん外見を磨くことも大事だけれど、自分の内面と向き合うこと、そして自分自身を大切にすることもとっても大事だと思う。
誰かと比べて私は可愛くない。
あの人みたいにはなれない。
そんな風に誰かと比較するよりも、なれない誰かを追いかけて今の自分を否定するよりも、自分史上1番かわいい自分を目指すこと。
そのために自分を大切にして、外見・内面ともに良いところを伸ばしていくと、いつの間にか気持ちも明るくなって、「変わったね!」と言われるようになるから。
私も最初は外見を整えることをしていたけれど、その後に自分の心と向き合うようになり、自分のことを認められるようになってから一気に垢抜けたように感じている。
そのおかげで人からも「どんどんキレイになっていくね」と言っていただけるようになった。
きっとそれは、自分を大切にできるようになると気持ちに余裕ができ笑顔でいられる時間も増えていき、内面の充実さが外見にも現れていくからなんじゃないかな。
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「今の自分が1番好き」
「今の自分が1番可愛い」
そう思えるように、自分のことを大切にしていこう。
29.特別になりたいと思うことが自分たちを不幸にしているのかもしれない
「特別」という言葉にはすごい磁力がある。
“特別価格”で売り出しているものがあれば反応してしまうし、“あなただけに特別に”なんて言葉に出会うとちょっぴり優越感を感じてしまうもの。
何かの“1番”を目指すのも、憧れの彼の彼女の座をゲットしようとするのも、1番が手に入ったら、人気の彼とお付き合いできたら、“私は特別な存在だ”と感じられるから。
特別になりたい、1 番になりたいから、努力する。
そうして自分が願っていた特別になれる人もいるし、そこまで辿り着けない人もいる。
“特別な人”ができれば、“特別ではない人・特別にはなれない人”もできてしまうから。
そうなると時に人は他人を見下してしまうこともある。それで人間関係が悪くなってしまうことも…
努力しても特別になれなかった人も、特別にはなったけれど他のことで上手くいかなくなる人も、それで本当に幸せかというと、そうではないような気がする。
特別になりたい、と思うことが私たちを不幸にしてしてしまっているのかもしれないね。
こうして“特別になりたい”と思っているということは、今“特別ではない“と感じていること。つまりは不足感から始まっている望み。
不足感から始まると、その先に感じるのはまた不足感。
それなら、こう考えてみたらどうだろうか?
”私はすでにもう特別な存在だ“と。
そして、”私と同じように他の人も特別な存在なのだ“と。
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そうすれば、1番になれなくても、特別な何かになれなくても、他の人を蹴落とす必要もなく今すぐに特別な存在になれる。
自分にも他人にも優しくなれる。
世界にあなたという人間はたった1人しかいないから、実はもうあなたは既に特別な存在だということも事実だから。
今のあなた自身も特別な存在だということを、認めていこう。
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