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「認め合い、信頼する」 ~福岡開発拠点のパパエンジニア座談会でわかった、家庭と仕事の向き合い方~

こんにちは!マネーフォワード広報の矢頭です。

マネーフォワードの福岡開発拠点は、2021年の育休取得率は100%(2020年12月~2021年11月の実績)となっており、育休取得率の高さやエンジニアの働きやすさが評価されて、「エンジニアフレンドリーシティ福岡アワード(企業部門)」を2021年12月に受賞しました!

今回、福岡開発拠点で働く4名のパパエンジニアに集まってもらい、家族や仕事との向き合い方や福岡拠点で働きがいについて語っていただきました。

エンジニアの方だけではなく、家庭と仕事の両立についてお悩みの方、これから新しい家族が増えるビジネスパーソンなどのお役に立てると嬉しいです。

プロフィール

2021年福岡開発拠点の育休取得率は100%!

ー福岡開発拠点の直近1年の育休取得率が100%とお聞きしました。育休を取得されるとき、皆さんはどのよう形で相談されたのですか?

堤:私は拠点長と本部長の2名に相談しました。ただ、本部長が先に育休取ることが決まっていたので、妻の出産のことを伝えた時に本部長の方から「じゃあどれくらいの期間取る?」という話がありました。

坂本:堤さんから相談したわけではなかったんですね。

堤:坂本さん、杉本さん、そして本部長もみんな育休を取っていたじゃないですか。取得するのが自然な形だったので、具体的な期間と時期だけを相談しました。

杉本:そういえば、福岡の男性エンジニアで最初に育休取ったのは坂本さんじゃない?

坂本:そうですね。私は木村さんに「1人目がすごく大変で、2人目はやって行ける気がしないので育休を取りたい」と相談しました。

ー木村さんは相談を受けていかがでした?

木村:むしろ取ってほしいと思いました。奥さんも大変だと思いますし、人生にそんな機会はなかなかないじゃないですか。

堤:杉本さんはどうだった?

杉本:僕は2人目までは里帰り出産だったので育休を取得していなかったのですが、今回3人目は家の都合で、里帰り出産ができない状況でした。なので育休取得については妻から「1か月取って、上の子2人を見てほしい」と言われ、会社に相談したという経緯です。

上長である堤さん含めて社内で相談したのですが、事前に坂本さんが取得することは聞いていて、育休がとりやすい社風であることもわかっていたので、誰に話しても「取っていいよ」と言ってもらえる安心感がありましたね。

ーすごい信頼関係ですね!

木村:福岡開発拠点に家庭を持っている方が多いので、相互で相談しやすい雰囲気はあるかもしれません。

堤:今回は出産や育児の話ですが、そうした立場でなくても、事情があれば休みを取ってほしいですね。その人の人生なので、皆が認め合うことでチームワークを発揮できることが大事ですし、それが福岡開発拠点らしいなと思います。何かあったらいつでも相談してもらいたいです。

熱い想いを語る堤さん

木村:いいこと言いましたね(笑)。

ー坂本さんは、2人目で育休を取得してみていかがでしたか?

坂本:1人目の時は里帰り出産だったので、夜泣きも週末だけしか体験しておらず、妻の体調や育児がどれだけ大変か把握できていなかったんです。今回を育休取得を通じて、1人目の時もちゃんと取れば良かったなと思いましたし、改めて出産・育児は一大事だと感じました。

ー杉本さんはいかがでしたか?

杉本:上の子たちをみながら家事を担当していましたが、妻の出産後は入院しているから大丈夫だろうと甘く見て、きり良く6月1日から育休を取得する予定にしていました。しかし実際は5月末に出産したため、数日仕事をしながら2人を見ていたのですが、「もう無理だ!」となってしまって。産まれたらすぐ育休に入るべきだと思いました。

ー今後育休を取られる方へのアドバイスになりそうですね。取得期間中についても教えてください。

杉本:かなり大変でした。ひとりで朝の支度をして、送り出した後も午後2時に幼稚園へ下の子をお迎えに行き、戻ってきたらすぐに上の子が帰ってきて…。さらに想定していないことも起こり、妻がいつも1人でやっていたことの大変さ、すごさを実感しました。

堤:保育園や幼稚園、学校が「家から近い」というのはすごく重要だと思います。これが遠かったら迎えにいくだけでもかなり大変ですよね。我が家は徒歩10秒くらいのところに保育園があるのですごく便利です!

ー堤さんは育休を取得されてみていかがでしたか?

堤:正直私はあまり変わっていないです。子どもが生まれる以前から妻と家事を分担しており、1人目が産まれたときに追加で保育園の送り迎えや家事の分担を決めて、ずっとやってきたので。あと夜の寝かしつけは交代制にしました。午前2時までは私が見て、それ以降は妻にバトンタッチする。そうするとお互い5、6時間は連続で寝れるんです。睡眠不足が一番イライラすることがわかったので、その点をどうにかしたいと想い、考えつきました。

木村:マネージャーっぽいですね(笑)。

子どもが産まれて変わったこと

ー木村さんはマネーフォワード入社前からお子さんがいらっしゃいましたが、ジョインしてから働き方は変わりましたか?

木村:業務時間が減りました。仕事は好きで無限にやっていたいと思う性分なんですけど、今は裁量労働制なので「何時から何時までいなきゃいけない」というのがなくて、逆に自分を律させるんですよね。子どもがいない時間にメリハリつけて仕事ができるよう、朝9時から夜6時半でスパっと仕事を終えるようにしているので、健康的な生活が送れていると思います。

あとは家事の効率化にはお金を使いました。洗濯機、食洗機、ネットスーパーとかですね。

お子さんが産まれて健康的な生活になったという木村さん

堤:我が家で買ってよかったもの1つがお湯がでるタイプのウォーターサーバーです。育児にミルクも使っていたので、泣きはじめてからすぐにお湯が使える点が便利でしたね。

ーまた先輩パパからのいいアドバイスがでましたね(笑)。杉本さんは復職されてみていかがですか?

杉本:うちは3人目だったので、「もう家事したくない!」と思いました(笑)。ですが、今も3人を順番にお風呂に入れ、寝かしつけるのは私の担当なので、業務は夜7時には強制終了しています(笑)。でも寝かしつけた後、少し仕事をするときもあるので、裁量労働制の自由を感じますね。

子育てをしながら働く工夫

ー仕事の時間管理や改善など工夫されていることがあるのでしょうか?

堤:会社のスケジュールに、予め家族の予定を入れて時間を確保するようにしています。

杉本:私は、できないことは潔く「できない」と言うようにしました。2人目までは時間の作り方や効率化でめちゃくちゃ悩んだんですが、3人目が産まれて「もう無理だ」と思ったんです。その方が切り替えもできて、悩まないので良かったと思っています。

木村:私は基本的に緊急案件以外は17時以降にMTGを入れないようにしていて、その後は自分の時間としてタスク整理をしています。

堤:そもそも毎日の夕会の時間が変わりましたよね。もともと午後6時だったのが今は夕方4時台ですよね。

木村:それぞれのチームで時間がバラバラに決めれるようになって、夕会を朝会に変えるチームも出てきましたね。

坂本:1人目が産まれる前は毎日出社して好きなだけ仕事をしていましたが、子どもが産まれてからは夕方4時には帰宅するようにしています。もう少し仕事したいなと思ったら杉本さんと同様に夜9時くらいからまた仕事に戻る生活をしているので、インプットの時間は減ったなと思っています。

ーインプットの時間を作るための工夫などされていますか?

堤:子どもが寝た後しか自由がないので、その時間を使うとかですね。朝は気合がいるので続かなかったり、子どももつられて起きてしまったりしますし(笑)。

杉本:勉強会やイベントなどの参加は難しくなりましたが、休日でも絶対に参加しなければいけないものは、妻がワンオペにならないように祖父母に協力してもらいます。

杉本さんが参加した「エンジニアフレンドリーシティ福岡アワード」授賞式

木村:私は1回も親に預けた事がなく、週末は家族と過ごすので、休日のイベントは出ないですね。登壇しなければいけない時は、平日もしくはオンラインだったら調整して参加しています。

私にとって、もともとイベントに参加するというのが、勉強のためというより、モチベーション維持のためなんです。資料でも学べますし、今は別でモチベーションをキープできるようにしています。

堤:僕は採用のことを考えると、ある程度イベントに顔を出しておく必要があると思っていて、今後どうするかは課題です。もし参加するのであれば、育児の負担をできるだけ軽減するために、掃除や常備菜作りなどの事前準備が必要だなと思っています。

両立とは捉えない、家庭と仕事の向き合い方

ー育児と仕事を両立させるための工夫や大切にしていることを教えてください。

堤:育児って仕事と同じ気がしています。目的に向かって動く中で、「自分のポジションを決めたらそれしかやらない人」よりも「常に周りをみて拾えるものは拾う人」が重宝されるじゃないですか。これと同じで家事や育児は親2人の責任なので、誰の仕事だと決めつけ過ぎずに支えあうことが大切だと思います。

木村:僕は両立させるってあまり考えていないです。どちらかというと家庭のほうが大事で、優先させたいのですが、仕事は仕事で楽しいし、どちらもやりたいことをやれている状況です。いやなものを切り盛りして両立させているというわけではなくて、育児も仕事も自分にプラスになる大切なものなんです

坂本:私も家庭最優先で仕事をしていて、子どもが熱を出したら当然休みますし、1人目の時は1週間まるまるお休みを取るときもありました。家庭って代わりがないので。

杉本:私も家庭が最優先ですね。学校から電話かかってきて自分しか迎えに行けないときは予定や打合せをばらします。マネーフォワードのメンバーなら、いつも誰かが支えてくれる、という安心と信頼感が100%あります。

堤:「今日は●●なので帰ります」などのさまざまな事情に対してみんなが受け入れ、いい意味で線を引いてくれているので、この空気がすごく大きいと思っています。

ーそういうお話を聞くとご家族も安心しそうですね。最後に皆さんからマネーフォワード福岡拠点の魅力など、現在興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。

木村:「成果を求めつつも裁量を任されている」という裁量労働制のバランスが上手く回っていると思いますし、適切に成長するための目標を一緒に考えてくれるのもありがたいと思っています。本当の意味で裁量で仕事ができて、皆自立してうまく回っているなと感じます。

堤:我が家は共働きなんですが、妻が会社で昇進の話をうけた時「あなたがマネーフォワードで働いているおかげで私も家庭を調整しやすくなったから、昇進を考えられる」と言われたんです。家庭を持つ女性がキャリアや昇進を目指していくのは配偶者の働き方・スタンスも大きく影響すると思います。マネーフォワードで働くことで、パートナーの方の目指すキャリアや理想の働き方なども尊重、推進できると感じましたね。

あと、給与水準が東京と同じということはお伝えしておきたいです(笑)。

坂本:私は4社目のキャリアになるのですが、マネジメント層とメンバーの相互の信頼関係ができていて自由に働けています。そのおかげで育児面で助けられていますし、家族を大事にされたい方にはおすすめです。

杉本:お互いが信頼しあい何でも言い合える関係です。社会人になって、今が一番働きやすい環境だなと思っています。

ー皆さんのお話を聞いて、改めてご自身が自分の人生、家族、仕事…大事にしたいものを尊重して働いている姿が、マネーフォワードのミッションである「お金を前へ。人生をもっと前へ。」を体現しているなと感じました。本日はありがとうございました!

編集後記

インタビューするまでは、「育休取得率高い!すごい!」と思い臨んだのですが、お話を聞いてみて、育休取得率はひとつの数字としての結果であって、それ以上に福岡開発拠点ではメンバーの人生を尊重して、みんなが受け入れ・信頼しあう文化が根付いていることが一番素晴らしいなと感じました。

私も現在小学生の娘がいるので、育児や仕事のお話を聞きながら共感できる点ばかりで楽しく、学ぶ点も沢山あったインタビューでした。家庭と仕事、そして自分の時間をどうするか…母になって7年、いまだに悩むことばかりですが、パパ・ママが活躍しているマネーフォワードのメンバーと切磋琢磨してがんばっていけたらと思います。

福岡開発拠点では一緒に働いてくれる仲間を募集中です!

他にもマネーフォワード福岡開発拠点に関するnoteはこちらをご覧ください!


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