名古屋名物・ひまつぶし

私はスポーツを愛している。



飽き性のまま24歳になる歳だが、唯一貫いていることと言えばスポーツへの愛だろう。



ところでスポーツってなに?



広辞苑によると、
「陸上競技・野球・テニス・水泳・ボートレースなどから登山・狩猟に至るまで、遊戯・競争・肉体的鍛錬の要素を含む身体運動の総称。」



うん。以外に言葉が出てこない、広辞苑あるある。



たしかに動的にはこのスポーツの説明は理解できる、



でもスポーツしたり観たり聞いたりするのに100%付随するものって、
「情」じゃね??



豆腐屋の息子が峠で爆走する某マンガで
「車を走らせるときは全ての感情を"無”にするのだ」
的なことを言っている人物がいた。



結局その人は濃霧に恐怖を感じることで、
つまり"無”になれないことを悟り勝負に負ける。



これがめっちゃしっくりきた。



ということで私がふんわりスポーツってなんだろうと思うに、



「娯楽・遊戯を鍛錬・競争し、快感・興奮・熱狂・連帯意識を共有するもの。」



いいんだよ、なんとなくで。



6歳で大阪に住んでいた時、阪神の桧山がヒットを打つだけで大騒ぎしているファンを不思議に見ながら、
「なんかすげぇんだな」
と興奮とも憧れとも似つかない感覚を覚えていた。



モンツァでシューマッハが優勝した時、ティフォシのおっちゃんに肩車されて共に喜んだ。



サッカーとバレーのキャリアでは負けまくったが、悔しさに動かされるものがあった。



娯楽と言われればそれまでだ、なにも言い返すことはできない。



けどそれでいいじゃん。



観戦して満足させていただくことが多くなった私がこの意見に反論することは、競技者に失礼だ。



自分ルールで10メートル先の電柱まで息を止めて満足するように、



スポーツに付加価値を見出せた私は死ぬまで満足するだろう。

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