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PT/OT/ST国家試験お疲れ様でした。~試験勉強と臨床の共通点は「思いやり」という話~

2月と言えば、受験シーズン。今週末は各リハビリ職の国家試験でした。

今年受験された皆様お疲れ様でした。

今年は、私自身も、学生さん向けの国家試験対策のお手伝いをさせていただいたりしていたので、当日は朝から緊張しました。4月から入職予定の方たちも合格していますように・・・!

さて、「試験対策」というものは昔から得意で、予想問題作成なんかも自主的に好んでやって周りに配ってました。試験の勉強というのは、臨床で患者さんを診るときと共通点があるように感じます。


試験勉強と臨床の大事な3つのポイント

①相手を知り、
②相手の行動を予測し
③先回りして対策をする

試験では、その問題を作成する人や組織が、「何を求めているのか」に寄り添うことで効率的に得点できるようになります。

STであれば、過去問で傾向を知るだけでなく、厚労省のHPから試験作成委員名簿を確認して、その先生方の専門分野を見ておくこと。

試験を受けるのも、その試験を作問するのも同じ人間。出題者の最新の研究、論文も簡単に目を通しておくことで、好みやブームもおさえる。試験は作問者からのメッセージです。「これはおさえておいてね」「この考え方を大事にしてね」と。

論文などを読んでおくことは、国試対策というだけでなく臨床に出てからも常に最新の情報に敏感になっておくという点でおすすめです。


日々の臨床で患者さんに対しても同じような考え方を大切にしています。

相手を知る。「何を求めているのか」を知ろうと努力する。
②相手がこう来るだろうな?という予測をする
③それに対して先回りして、相手が困らないようにしたり、喜んでもらえるようにする。(ときには、あえて先回りはせず、本人の学びになるような環境設定をする)

このステップは、臨床だけでなく、家庭でも、同僚とのコミュニケーションにも十分応用できると思います。


まとめ

試験勉強も、臨床も、相手への思いやりが大事。相手を知れば、必要な準備をすることが出来て、こわくない。もっと楽しい!

過去問とも、患者さんともコミュニケーションを大事にしていきたいですね。




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