「女系図でみる驚きの日本史」に紫式部
歴史の真実はこうだった というような本が若い時から好きだ。
梅原猛には相当凝った。高橋克彦 井沢元彦 も。その他
とんでもな本から、通説をひっくり返すかもしれない本まで。
アマゾンのネットサーフィンして買ったのか
どうして買ったかは忘れた。2017年発行だ。ケアマネ常勤していた頃。
Amazonで買い物すると、あなたにはこの本どうですか?だったのかも。
探して買ったわけではないが、面白くてすぐに読了。
本の帯には「平家は滅亡していない」「大事なのは胤よりも腹だった」
とあり、紫式部については主題ではないかもしれないが、大河ドラマ「光の君へ」にはまって、そういえばなんかの本に書いてあったなと思い出した。
目次
母方の影響力
※ 大河ドラマ「光る君へ」で、道長が妻の倫子の財力をあてにしている様子、妻に頭が上がらない様子がこれだ。
紫式部の主人筋で愛人でもあった道長
と著者が書いている。P45
※ 今までのストーリー(子供の頃の偶然の出会いと恋愛関係)は無理があるといわれていますが、
※ 道長と紫式部の関係が今後どう描かれるのか楽しみです。
紫式部の子孫は意外なまでに繫栄している。
と著者が書いている。P84
恩恵をこうむったのは一人娘の賢子だ
子孫の6代目くらいの 範子 は後鳥羽天皇の乳母になり、
範子の娘 源在子 は後鳥羽天皇の妻になり、土御門天皇を生んでいる。
私の感想は、「紫式部は夫を選ぶ目があったのかもしれない」だ。
実の子の賢子は天皇の乳母に。できの良い娘だったに違いない。そこには父親の血も半分入るわけだから。
夫の藤原宣孝の別の妻との子孫は紫式部の娘である賢子の子孫以上に出世している。
紫式部の名声が娘の賢子の出世に繋がっているかもしれないと著者。
私は、そうだとしても、夫の宣孝の子が出来の良くなかったら紫式部の力を利用できなかったのではないかと思う。別の妻の子の家系も繁栄している。
どんな夫なのだろう。
ドラマの展開が楽しみだ。
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