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デイサービスとデイケア 何が違うの(2)


デイケア(通所リハビリテーション)はなぜ使いにくいのか

(1)でこう書きました。
※ (ケアマネとして)通所リハビリテーションはできれば使いたくない。
入院していて退院後にその系列の通所リハビリテーションを紹介されて使うなら良いけれど。
※ リハビリは良いことですが、手続きや利用継続にケアマネに負担あり。

➀主治医の意見書の必要なサービスチェック欄に ☑通所リハビリテーション が必要です。

ア)系列のデイケア(通所リハビリテーション)を使わせようとしている病院に入院している場合は、主治医の意見書を書いているし、☑を入れているはずです。情報提供も行われていると思われます。ケアマネは申込書を提出し日程調整をすれば大丈夫です。

イ)骨折等で整形外科系統の病院に入院していたことがあり、その医師が主治医の意見書を書いたのなら、ケガ故に☑が付いている可能性があります。

②情報提供が必要です。

イ)の系列のデイケア(通所リハビリテーション)を使うならア)になりますが、退院時勧められていないということは系列を持っていないと思われます。使いたいデイケアに情報提供が必要になります。

ウ)通所でリハビリしたいなあと本人、させたいなあと家族が思った時、主治医の意見書に☑通所リハビリテーションがあるかケアマネに確認必要です。無い場合、医師に通所リハビリテーションが必要と書いてもらい情報提供書も書いてもらう必要があります。

③デイケア系列の医師に3か月に1回は受診する必要があります。

本人に、通院介助する家族にそれができますか?
もともとの入院先なら、その疾病で定期受診しているかもしれません。
そうでない場合、定期受診が負担になると思われます。

通所リハビリテーション事業所の医師の診療に基づき、通所リハビリテーション計画を作成し、実施することが原則であり、算定開始の日が属する月から起算して3 月以内に、当該事業所の医師の診療に基づいて、次回のリハビリテーシ ョン計画を作成する。

加算によっては、リハビリテーション会議があり、2か月ごとにケアマネが呼ばれることがあります。(申し訳ないが、ケアマネ負担感あります)

リハビリテーション会議の目的は、「医師・リハビリ職員・ケアマネジャー・その他その利用者に関わる方々がアセスメント結果などを共有し、生活や支援の目標、目標を実現する期限、具体的な支援方法、介入の頻度・時間、訪問の必要性の有無、各職種の関わり方などをまとめ、リハビリの計画を作成すること」とされています。

介護保険保険サービスですが、医療系であるゆえの、デイサービスには無い手間(※ごめんなさい)が掛かります。
一般的な説明を下記に。


デイサービでも、機能訓練ができます。
一般のデイサービスでも、機能訓練加算をとって実施している所が多いいです。理学療法士・作業療法士へのこだわりがありデイケアを選ぶことがありますが、デイサービスでも資格者を配置している所もあります。

デイサービス いろいろあります


デイサービスにはいろいろなバラエティがあります。
これだけ幅のあるサービスをひとくくりにしているんです。
入浴については、最近、個別浴室で個人対応が増えています。

➀機能訓練特化型

ア)マシーントレーニング型 (半日、明るい声だし、体操も、入浴無し)

イ)マシーンあるが自由利用型 (半日、入浴あり、脳トレ自由に)
ウ)体操、ソフトヨガ、集団体操、集団リハ型 (半日、入浴無し)

エ)マシーントレーニング、機能訓練型 (一日、昼食、入浴あり)

オ)理学療法士メイン (半日、入浴無し)

カ)介護整体付き型 (柔道整復師が一人20分程度個別に対応)
   →「送迎付きの整体院」の言い方で、デイ拒否派に勧めます。
   →ストレートな言い方はしません。


②いわゆる普通のデイサービス

機能訓練・カラオケ・集団レク・工作 いろいろ
レスパイト目的についての機能が期待できる。静養室ベッド数確認。
看護師がいるので、健康チェック、入浴時の爪切りOK

③入浴特化型

半日(3~4時間) 個別浴室で30分程度。集団レク無し、余った時間は大型テレビや雑誌を見たり、好きなドリンクを頼んだりして過ごします。
「りふり」は1日型が基本です。サロン的で集団レクありません。


④趣味特化型

一般的なデイサービスを嫌う方で、趣味がある方向き

ア)一日型 
「ラスベガス」が有名です。パチンコ・スロット・ゲームを独自通貨で楽しめ、昼食・入浴あり。
「ウェルチャオ」は元雀荘、電動卓が並びます。入浴可。


⑤地域密着型デイサービス

一般的なデイサービスは送迎範囲内なら隣の区や県でも利用できます。
地域密着型デイサービスはその保険者内の利用者が対象です。

地域密着型デイサービスについては別に詳しく書くかもしれません。

※ 事業所ホームページ紹介は、適当に(良い意味で適当に)張り付けています。イメージで見てください。ケアマネ担当地域の情報で、他の地域の情報が欠けていると思われます。

デイケアに期待できないこと

※ 私見ですが、経験談。こんなことがありました。

デイケアはリハビリテーションを目的に利用するところです。
機能訓練を実施できない体調で利用すると加算が取れません。
途中で帰されたこともありました。ケアマネが迎えてベッドへ。
その後、併用している休んでいられる通所利用をすすめられました。

長く利用しているうちに、加齢や疾病悪化があると思います。
体調が悪くてもある程度対応してくれるデイサービス(通所介護)へシフトできるようにしておくとよいと思います。





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