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本当の自分との出逢い直し

夫や義母との死別を経験してから、私は人生について考えることが多くなった。
そして、私たちの命は有限だと言うことも改めて感じた。
ぼーっと過ごしていると、あっという間に命の期限が切れてしまうかもしれない。
命の期限がいつ切れるかなんて誰にもわからない。

でもそもそもなぜ私たちはこの世に生まれてきたのだろう。

数秘術の学びで、私たちの魂はこの世に生まれる前にどう生きたいかを決めてくるということを知った。
仏教でも輪廻転生という考えもあるように、私たちは今世のテーマを決めてから生まれ、その一生を終えたらまた別の肉体に生まれ変わり、また新たなテーマを持って生まれ、その一生を生きるのだと思う。
課題を自ら課して、それを乗り越えることで魂を成長させていると言う考えに私は賛同する。

この地球に生まれて、この肉体を通して体験し、体感することが出来ることはどれも尊い事だと思う。
たとえそれが辛く苦しい体験だったとしても、それを体験したからこそ味わえるものだし、そこから得るものも多い気がする。
そう思うと、生きている限り、自分が挑戦したいと思う事には可能な限り挑戦してみたいと思う。

では自分が挑戦してみたいことは何なのか。
私は幼いころから好奇心は旺盛だったと思う。
子供のころはわりと自由にやりたい事をやってきたと思うが、大人になって、さらに病気になってからは、やってみたいなと思っていても、「でも身体が動かないし・・・」とか、「こんな年齢だし・・・」とか、やらない理由を探すことが多くなっていた。

病気になって自信がなくなったことや、主張するとわがままだと言われたり、目立つことをすると妬まれたりという経験があったことも加わって、余計に本当に自分がやりたいことを抑制する癖がついていた。

そんな自分の思考癖に気づいた時から、もうその癖は止めて、自分にもっと正直になろうと思った。

私だってやりたいことは沢山あるし、誰にもそれを止める権利はない。
私の人生は私が作るものだ。

人生について色々と考えた時に、私は死ぬときに後悔しない生き方をしたいと思った。
後悔しないとはどんな事かと言うと、死ぬ時にこう思えたら良いなと思っている。

それは、

「精一杯愛し、愛され、可能な限り多くの体験ができて楽しい人生だった」

シンプルだけど、本当の自分が望むものはこれだと思う。
死ぬときに後悔しないように、人を大切にし、次々とチャレンジし続けていこうと思う。

パラグライダーもその一つだ。
昔から空を飛んでみたいと思っていた。
でもいつの間にかその気持ちに蓋をしていた。

でも今は言える。
そしてそれを叶えようとしてくれる人たちがいる。

死別という経験は私の人生を一瞬黒く染めたけど、その後は虹色にしてくれた。そして本当の自分と出会い直す機会を与えてくれた。

人は誰もが死別を経験する。
一度はもう自分の人生も終わらせたくなるような気持ちになるかもしれないが、生きていればまた想像もしていなかった世界が見れる事を忘れないでほしいと思う。

私は生きていて良かったと今は思う。
これからの人生をどう描くかは、私の自由だから、私は色彩豊かに描いていく!

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