見出し画像

料理の美味しい温泉(女将さんの手料理限定)22

私は、鄙びた温泉が好きなので、泊まる旅館はどうしてもご夫婦や親子で家族経営されているような小さな旅館になります。そのような旅館だと、基本的に食事は女将さん、たまーにご主人や息子さん、娘さんが食事を作ります。
立派な板長さんが作る豪華な懐石料理にも憧れますが、私は郷土料理が好きなので、その土地の旬な物や名産を使った家庭料理がうれしいです。初めて見るもの、食べるものはワクワクします。

私の独断と偏見による温泉もよくて、女将さんの手料理が美味しい温泉を紹介します。21はこちら。

東北へ、レトロな温泉に泊まる計画で出かけた。今回は未踏の地、宮城の三陸側を加えた旅とした。結果、2泊共予想外(期待してなかったの、ごめんなさい!)に食事が美味しい宿だった。

このお宿は悩んだ末にご紹介することにしました。なぜなら、

温泉じゃなかった!笑

でもね、ご主人が作る石巻の海の幸を使ったお料理が大変美味しく、コスパもかなりいいのでみなさんにお伝えしたい!番外編ということで。

途中の看板。素朴でかわいい。


宮城 追分温泉

看板には温泉てあるのだけど…

石巻の峠にある一軒宿。古い小学校のような造り。
ご主人が好きなのかな?クラッシックカーやバイクがありました。

雨晒しなの、いいのかな?

そしてネコちゃん達の格好の遊び場となっているのだった。

シャム猫がいる
兄弟かな?きゃわゆいなー!

8匹確認。宿の人に聞いたら野良ねこなんだけど餌をあげてるそうです。以前は1匹だけだったけど、震災の時から増えたそうです。シャム猫は飼い猫だったのかな?どんどん増えちゃいそうで、地域ねこにした方がよい気もします。

部屋は2階。

バイクが飾ってある
学校みたい

部屋の写真を撮り忘れ。早速お風呂へ。長い渡り廊下(これも学校っぽい)を渡って行く。

浴衣の柄が看板と同じでかわいい
途中、昭和のゲームコーナーと昭和のコーラ自販機
渡り廊下から川が見える

林間学校に来たような旅館でした。長い渡り廊下の突き当たりにお風呂があります。

大きな浴槽と小さな浴槽があります。小さな浴槽はジャグジーになるみたい。脱衣所に「温泉ではなく、湧き水の沸かし湯ですが、この辺りには元々温泉がなく、昔から地元の人達に親しまれ…」と貼り紙。
正直ショックでした。沸かし湯なんでやむを得ないんですが、塩素消毒ありです。

湯口(循環)
この石床、とても素敵なんだけど、登米市特産の玄昌石かな?

温泉じゃないのですが、とても雰囲気のある浴室、浴槽でした。窓からの緑も眩しいくらいです。

さて夕食は別の部屋で。一番品数が少ないコースにしたのですが、びっくりしました。

この他に天ぷらと炊き込みご飯
地酒をいただく
宮城といえば…ほや!
お造り

三陸の海の幸を堪能。地酒にピッタリ!
まさかの殻付きうにまでありました。全部新鮮で美味しい!炊き込みご飯とホタテホイル焼きに火をいれます。

ホタテホイル焼き
しょうゆをちょびっと垂らす♡

ホタテが焼き上がった。プリプリで肉厚の甘いホタテ。今まで食べたホタテの中で一番美味しかった。

しじみ汁
山の幸もあり
天ぷら

天ぷらは季節柄山菜がメインで、竹串に刺さっているのはクジラの竜田揚げでした。これがしょうがが効いて美味しかった!
給食にクジラが出なかった世代の私には新鮮でした。

炊き込みご飯が炊き上がりました。ひじきとかぼちゃのごはん。めちゃくちゃ美味しかったけど、全部食べられず。
一番料理の少ないコースでこれって、普通のコースはどんだけー?

翌朝、朝食です。

宮城特産の油麩と石巻の海藻たっぷり味噌汁

朝食は至ってシンプルですが、シャケの脂のりが半端なくて美味しかった!普段食べているのと全く別物でした。三陸石巻の銀鮭。素材が良いのですね。

朝食後にお土産を買いに売店へ。

朝食の銀鮭も買えます。冷凍で初日だったので購入断念
ワカメ購入
地場産業応援コーナー。お米が安く思わず購入
久しぶりのササニシキ
売店の一角。こういうの大好きw

山の中の一軒宿。温泉じゃないですが、とても落ち着く静かな宿です。ホントにこの価格でいいの?って心配になるほど食事が美味しかった!

一泊二食 税込7700円(料理少なめコース)
アメニティ(浴衣、タオル、歯ブラシ)あり

近くのおすすめ立ち寄り湯はこちら。

湯の原温泉 元湯 霊泉亭

風情のある木造建築。素泊まりもできるようです。

湯口

冷鉱泉なんで加温循環です。ちょっと塩素消毒の匂いが気になるかも。
元々この界隈は温泉不毛地帯なんですよね。

本物志向の方は少し足を伸ばして鳴子温泉に行かれると良いかと思います。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?