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産後はじめての誕生日プレゼント

誕生日に夫に買ってもらったネックレスが完成したらしく、ショップに取りに行った。
出産後はじめての誕生日だからと、「好きなアクセサリーを選んでいいよ」と言ってくれたものだった。

お店にアクセサリーを見に行った日、実は「気にいるものがなかったからいいや」と言うつもりだった。妊娠出産で夫にはかなり金銭的に負担をかけていたし、出産してから今にかけてかなりの息子ボケにおちいっているので、そもそも装飾品に興味がわかなかった。

向かったショップは、結婚指輪を買ってもらったお店。店内をさーっと一周して、帰ろうと思ったそのとき、赤ちゃんサイズの指輪を見つけ、目が釘付けに。

「これなんですか?」

息子ボケの私はすかさず聞く。するとそれは、子の誕生石を埋め込めるベビーリングと、それを母親が肌身離さずつけられるネックレスチェーンだった。

え、なにそれめちゃくちゃ素敵やん。

一目惚れならぬ、一聞惚れだった。

私と夫が結婚指輪を買った店で、息子のベビーリングを買って、それを私が身につける。素敵やん。

しかもタイミングよく、100日記念の写真撮影が翌月に迫っているではないか。

これを今買えば、ベビーリングを息子につけて、一生に一度の写真におさめられる。そしてそれを私が身につけられる。

そして赤ちゃんのときに指にはめたちいちゃな指輪の存在は、たとえば将来、大きくなった息子が口をきいてくれなくなったとき、私をとても癒してくれるんじゃないか。そしていつかどこかのタイミングで、リングを息子に返すときが来るのかもしれない。


そんな人生を脳内に描いた瞬間、夫に遠慮する気持ちはすぐにどこかへ飛んでいき、「これがほしい」と即決。

後から知ったのだけど、夫はこの時期仕事でとても苦しんでおり、そんな苦しみながら稼いだお金をこんな風に使えるこの人は素敵な人だなぁと思ったのでした(のろけ)。

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そしてついに、1ヶ月妄想し続けた指輪が届いた。

じゃん!

かわいい。かわいすぎる。

と、このブログ記事、ここまで書いててずっと下書き保存してました。かわいい🤍以外の締め方が思い浮かばなくて。

でも年始だからそれでいいやと思って公開することにしました。かわいいという親心だけで私は今日まで子育てをがんばった。明日からもがんばる。そのためには時々こうして、ただただ「かわいい」「大好き」を振り返りながら、夫という名の戦友に感謝する時間がとてもとても大切だと思うから。

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