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勉強は身に着けないと意味がない


 

こんにちは。新型コロナウイルスが蔓延してからというもの、読書量が圧倒的に増えた三好です。

特にコロナがたちまち日本に広まり始めた1年前くらいにハマっていたのが樺沢紫苑先生シリーズ。1冊読んで良かったら、その人の本をシリーズ買いしたくなるのが読書家のサガ。

 前回の記事でご紹介した「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」を皮切りに、樺沢先生の本を何冊も買いました。

コロナ禍前のわたしは、フリーランスになって間もなくて、必死に目の前の仕事をこなす日々が続いていました。そして気づけば、1年間の記憶が...ない。

わたしは目標設定が好きな方なので、年間・月間・週間別の目標やタスクを手帳に書いたりリスト化したりしているのですが、1年を振り返った時に会社員時代と比べて「初めてのチャレンジ」が圧倒的に少ないことに気づき、ちょっと怖くなりました。

前回、樺沢先生の本から時間の使い方を学んだので、そこでできた時間を活用して、なにか勉強しよう!と思いました。そして勉強する前に勉強方法を勉強しておこう!というわけで、この本を購入したのです。

う〜ん、やっぱり樺沢先生の本にハズレなし。今回もとってもお勉強させていただきました。前回同様、いろんな勉強テクが記されていたので、わたしが実践しようとノートに書き留めたものを抜粋してご紹介します。

 勉強テクめも

①「適正」×「努力」=「結果」
才能というものは存在せず、ただ「適正」×「努力」のかけあわせによる「結果」をみて人は「才能がある」と言っている

②成績が悪い子どもの特徴は「勉強嫌い」「集中力が続かない」「勉強法を知らない」
そのままの意味

③「楽しい」はアクセル、「辛い」はブレーキ
好きなことをやっている時はドーパミン分泌量が増え、集中力と記憶力がUPするが、嫌いなことをやっているときに出るコルチゾールは記憶に関わる海馬の働きを低下させる。

④ドーパミンが最も分泌するのは「自己成長」したとき
毎日コツコツ勉強すると、毎日少量ずつドーパミン(幸せホルモンといわれる)が出るので、幸福感を感じやすく続きやすい。毎日やることで復習にもなる。

 ⑤最も学びが大きいのは「知らないことが3割書かれた本」
知らないことが多い方がいいと思いきや、情報はネットワークとして記憶されるため「知っていること」がある程度ないとネットワーク化されない、とのこと。

 ⑥「無知の知」を知り、何を学ぶか決める
「なんのために」「どの程度できるようになりたいか」を明確にして学ぶ。成績の悪い人ほど、自分の成績の悪さ(無知だということ)を理解していない。

 ⑦「離離離」ではなく「守破離」を心がける
守破離とは「守=師について学ぶ/破=守を極めた後、他流派を学ぶ/離=自己の研究を集大成し、独自の境地を開く」こと。最初から独自の境地を開こうとする人が多いが、実は非効率。

 ⑧2歩先を行く人と行動を共にする
売れない役者が売れない人同士でつるんでいても、自己成長しない

 ⑨憧れの人を真似る。できれば会いに行く
自分がどうなりたいかを常に頭の中に描いておく。

 ⑩自己成長はインプット量ではなく、アウトプット量に比例する
読書を何十冊もしていても、読んだ本を実践するなどアウトプットしていないと身になっていないようなもの。資格勉強も、テスト(アウトプット)の量が大事


この10個は私がつねに心がけようと思ってメモした内容ですが、ほんの一部です。そして実はこの本、お得なことに勉強法だけでなく、インプット・アウトプット法についてもかなり詳細に教授してくれています。

 圧倒的な情報量、圧倒的な知識、そして何気に名言が多いのも樺沢先生の本の魅力。中でもすごくしっくりきた言葉があるので、ご紹介します。

 長続きの秘訣は「○年続ける」と決めることではなく「今、やるのかやらないのか」を判断すること。 

ああ、これだ。毎日やろうと決めることのしんどさ。果てしなさ。だけど「今日やるのかやらないのか」なら、決断できる。 

※ちなみにこの記事は、2020年4月ごろに書いた記事のリライトなんですが、この方法を実践してわたしは禁煙に成功し、食生活アドバイザーの資格を取得しました。やればできる。

樺沢先生シリーズって、圧倒的に素晴らしいなと思うポイントがあって。それは「本を読み終えた時点ですでに、気付けばいくつか実践してしまっている」という点。

本を読んでなにもしなければ意味がない、というのは本好きの人はうっすら感じていることだと思うのですが、この「行動させるかどうか」というところを樺沢先生は意識されているように思います。読みやすく、選択肢が多く、どんな人でも「これならできる」が必ずある。そしてご自身が実践され、結果を出されている。

わたしは学生時代、勉強が大嫌いだったし実際にできませんでしたが、今学ぶことが心から楽しいです。今思うと、半強制的に与えられた贅沢(学生時代の勉強)って価値がわからないんですけど、こうやって自ら学びたいと思い、学び方から勉強することではじめて「勉強の魅力」に気付けるのではないでしょうか。少なくともわたしはきっとそう。

でも人生って素晴らしくて、何歳からでも勉強好きになっていいし、その方法はこうやって学ぶことができるんです。幸せなことですね 。しみじみ感じます。


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