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Web編集者の読書癖

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本がないと生きていけない。
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#フリーライター

2021年マイベスト本【エッセイ・対談・小説・歌集】

エッセイが好きだ。対談が好きだ。小説と歌集は、文章の仕事でありながら、文章の仕事から離れさせてくれる文章として好きだ。 2021年は特に多くのエッセイを読んだ年だった。コロナ禍で自粛ばかりで、自分の心に向き合いたかったから。他者の雑談に触れないと、自分について気付く機会がとても減るのだと知ったから。 ということで、2021年読んだ中でも特に面白かった本をまとめて書き記そうと思う。今回はエッセイ、対談・往復書簡、小説、歌集。 ↓ビジネス・自己啓発はこちら。 2022年も

フリーランス40歳の壁に立ち向かうには

周囲のフリーランスの間で、まことしやかに囁かれている怖い噂がある。 「フリーランスは40歳を境に仕事が減っていく」 という言い伝えだ。聞くところによると、そこにはいくつかの真っ当な理由があるらしい。 ・付き合いのあった担当者が出世して、現場に関与しなくなる ・若い人や新人さんが現場を回すことになるため、年上のフリーランスは使いづらく声がかからなくなる ・ハードな依頼は体力に気遣われて声がかからなくなる すべて40歳になっていない方から聞いた声なので、実際のところは

雑誌POPEYEに学ぶ、企画・文章のつくりかた

私は沖縄住まいのローカルガールでありながら、シティボーイ御用達の雑誌POPEYEを定期購読している。 シティボーイに憧れているわけではない。むしろ興味がない。なのに圧倒的に企画と文章が面白くて、あまりにも毎回”つい”買ってしまうので、もう観念して定期購読することにしたのだ。 ターゲット層から著しく外れるはずの自分がこんなに惹かれるなんて...と思いつつ、ひとつ疑問に思うことがあった。そもそもPOPEYEでは戦略的な企画をあまり見ないことだ。「確実に当てに行くネタ」よりも「

いい文章を書くために文章術の本を後回しにする私のおすすめ10冊

何度かブログでも書いたけれど、私は文教術の本をほとんど読まない。 正確に言うとライター1年目くらいから読まなくなった。 読まなくなったのは自分の文章に自信が持てるようになったから...というわけではなく、むしろ逆で、どうしてもうまくなりたいから読まなくなったというのが正しい。 文章術の本がためにならないと思っているわけではない。単純に、もっと読むべき本があると思っているのだ。 というのも、いつからか私は「読みやすい文章だね」と言われることが誉め言葉ではなくなった。読み

脚本家・坂元裕二に学ぶ「書く」姿勢

もうね、大好き。ほんとに大好き。脚本家・坂元裕二さんの作品が。 カルテットで大ファンになってからの、今回の大豆田とわ子と三人の元夫でもう坂元愛が爆発してしまって。ここ1ヶ月くらい、緊急事態宣言で多くの取材が延期になったのをいいことに、坂元裕二脚本ドラマを見まくったのでした。 で、ビンジウォッチングだけでは飽き足らず、ついに坂元裕二の集大成感がプンプン漂う本「脚本家 坂元裕二」を購入。 これ実は2018年に初刷が発行されてて、その当時買おうかどうしようか相当迷った一冊だっ

質問力は一生モノの武器。正しく問い、自分を磨く

ライター・Web編集者としてフリーランスになって3年目になる。企業での編集者歴を入れたら、コンテンツ制作に関わる仕事を始めてからは6年だ。 が、しかし、いつまで経っても取材に自信がもてない。人の話を聞くのが好きだったはずなのに、「記事のために質問する」という一騎打ちのような時間がいつまで経っても苦手だ。 だけどわたしはこの仕事を一生続けたいのでいつか克服しなければいけない。毎回手を変え品を変えやりつつも、なにか自分だけの上達方法があるはずだ。あるはずなんだ、わたしがすべき

巷でうわさの「ライター殺しの本」

わたしはあまり文章術の本を読まない。 ライターなので普通の人よりはおそらく読んでいると思うけれど、年間50冊本を読んだとして、文章術の本は年に1冊読むかどうかくらいだ。 読まない、というより選ばない、が正しいかもしれない。改めて文章術の本を読むよりも、あらゆる「いい文章」を読み、なにかを自分自身が感じ取っていければ、それが最短の文章上達法なのではと思っているからだ。 だけど、そんなわたしも、最近文章術に特化した本を読んだ。この本だけは素通りできなかった。 素通りできな