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Web編集者の読書癖

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本がないと生きていけない。
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#樺沢紫苑

2021年マイベスト本【エッセイ・対談・小説・歌集】

エッセイが好きだ。対談が好きだ。小説と歌集は、文章の仕事でありながら、文章の仕事から離れさせてくれる文章として好きだ。 2021年は特に多くのエッセイを読んだ年だった。コロナ禍で自粛ばかりで、自分の心に向き合いたかったから。他者の雑談に触れないと、自分について気付く機会がとても減るのだと知ったから。 ということで、2021年読んだ中でも特に面白かった本をまとめて書き記そうと思う。今回はエッセイ、対談・往復書簡、小説、歌集。 ↓ビジネス・自己啓発はこちら。 2022年も

誰もが不平等な時代でも、時間だけは平等だ

※この記事は2020年4月に書いたものをリライトしています。 フリーランスになって1年と半年。 最近、時間の使い方について考えさせられる機会がめちゃくちゃ増えました。(※新型コロナウイルスによる自粛がはじめて強いられたあたりのタイミングですね) お恥ずかしい話、会社員時代いつも時間が足りないのは無駄っぽい会議や進捗確認、社内のコミュニケーションによって時間が奪われているからだと思っていました。 けれど、フリーランスになって半年ほど経過したくらいから、何やら仕事が全然終

勉強は身に着けないと意味がない

こんにちは。新型コロナウイルスが蔓延してからというもの、読書量が圧倒的に増えた三好です。 特にコロナがたちまち日本に広まり始めた1年前くらいにハマっていたのが樺沢紫苑先生シリーズ。1冊読んで良かったら、その人の本をシリーズ買いしたくなるのが読書家のサガ。 前回の記事でご紹介した「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」を皮切りに、樺沢先生の本を何冊も買いました。 コロナ禍前のわたしは、フリーランスになって間もなくて、必死に目の前の仕事をこなす日々が続い

早く読むより覚えたい。素直にシンプルに読書が楽しくなる術を知る本「読んだら忘れない読書術」

むかしから「やる目的がよく分からないことをやる」というのが苦手だった。 かつてエステシャンだった頃、上司から「上司より先に帰るな」と言われたことがあるが、自分の仕事はすでに終わっていて、手伝うこともないと言われた末に残る意味がわからなかった(と、バカ正直に言って怒られた)。 それよりも早く成長したいという気持ちがいつも勝った。出世できなくても上司から嫌われても、一刻も早く帰宅して本を読みたい。周囲にいる誰よりも仕事ができる人間になりたい。上司の顔色を伺って帰宅時間を遅らせ