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Web編集者の読書癖

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本がないと生きていけない。
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2021年2月の記事一覧

誰もが不平等な時代でも、時間だけは平等だ

※この記事は2020年4月に書いたものをリライトしています。 フリーランスになって1年と半年。 最近、時間の使い方について考えさせられる機会がめちゃくちゃ増えました。(※新型コロナウイルスによる自粛がはじめて強いられたあたりのタイミングですね) お恥ずかしい話、会社員時代いつも時間が足りないのは無駄っぽい会議や進捗確認、社内のコミュニケーションによって時間が奪われているからだと思っていました。 けれど、フリーランスになって半年ほど経過したくらいから、何やら仕事が全然終

ローランドがローランドであるために

※この記事は2020年4月の記事をリライトしたものです。 最近「言語化」とか「語彙力」という言葉をよく耳にします。 私も職業柄、言葉選びには毎日頭を悩ませているのだけれど、ローランドのあるツイートを見てからというもの、気付けばローランド語録の沼にはまっていました。 そのツイートはこちら。 一見下世話な2文字だし、完全なる大喜利なんですが、ローランドが「ローランド」であるために考え抜かれていることに感動しました。セルフブランディングってこういうことだなと。 少し話

勉強は身に着けないと意味がない

こんにちは。新型コロナウイルスが蔓延してからというもの、読書量が圧倒的に増えた三好です。 特にコロナがたちまち日本に広まり始めた1年前くらいにハマっていたのが樺沢紫苑先生シリーズ。1冊読んで良かったら、その人の本をシリーズ買いしたくなるのが読書家のサガ。 前回の記事でご紹介した「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」を皮切りに、樺沢先生の本を何冊も買いました。 コロナ禍前のわたしは、フリーランスになって間もなくて、必死に目の前の仕事をこなす日々が続い

平成を代表する歌姫は「悲しいことのすべてが、自分と向き合うためのきっかけだった」と言った

ときどき見かける「新型コロナから学ぶ」とか「新型コロナが気付かせてくれた◯◯」みたいな表現に違和感を感じている。 そういう表現に至るのはなんとなくわかる。わたし自身、新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛や「これまで普通にできていたこと」ができなくなったことで人に感謝したり、「普通」のありがたみに気付くことはあったから。 だけどこれは、普段当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなくなったことで、有難さに気付いただけだ。わたしは突発性難聴を患ったことがあるが、耳が不自由にな