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デイケアいろいろ

お疲れ様です。いい一日になりましたでしょうか。私は心療内科に診察とデイケア活動に参加してきました。

今日は室内ゲームの日。多数決でダーツをやりたい人と、ボードゲームをやりたい人にわかれました。私は診察で途中抜けないといけなかったこともありダーツに。それでも、途中ボードゲームの様子を横から見せてもらいました。

患者さんが持ち寄ったボードゲームで遊ぶのですが、「はぁ?」といい、どんな「はぁ?」なのか当てる「はぁ?って言うゲーム」や

色・高さ・形など様々な要素でそろえる「クアルト」

などのボードゲームを生で拝見することができました。とても楽しそうですね。

また、デイケアでこれをやるのが許可されているのがいいですね。家族がいない人も友人がいない人もデイケアに持ち寄れば誰かと実際に遊ぶことができる。大切なコミュニティだと思います。

今日は60代のおばあさんとお話

今日は隣の席が60代のおばあさんでした。デイ(一日)参加にも関わらず、半日経つとみんなの前で「私も半日で帰りたいわ~~~」と不満をもらすことの多いこのおばあさん。個性的ですが一対一で話してみたら良い方でした。

32歳のときに病気を発症して、旦那さんの指示で入院を繰り返し、耐えられなくなり離婚して実家に引き取ってもらったおばあさんにも、二人のお子さんがいたそうです。その後、お父さんもお母さんも年齢とともに亡くなり、今は一人暮らしをしているんだとか。

離婚していること、病気がきっかけで子供と一緒に暮らせなくなったことなど他人とは思えず、なんだか優しく接したい気持ちになりました。

今日はそのおばあさんが、給湯器から水しか出なくなったことに混乱して看護師さんを呼ぶ場面がありましたが、看護師さんも他の患者さんと話していて気が付かなかった。私の方で「誰かがダイヤルを水にしたままだったみたいです」とお湯に設定してあげると、感謝されました。

病気が進行すると簡単なこともわからなくなります。私も30年後、どうしているかわからないけれど、このおばあさんの事も病院は温かく迎えてくれています。

おばあさんはもう30年病院に通っているらしいので、私も長く通院してもし病気が進行しても大丈夫なようにしたいな、と思いました。

退院後グループホームに行った知り合いから連絡が来た

今日は、去年入院していたときに知り合った女性から手紙が届きました。FBに連絡したのに返事がないけれど大丈夫?と。しまった、メッセンジャーを久しく起動していなかった!!と、あわてて確認。無事に連絡がつき、電話番号とLINEを交換できました。

私が退院してしばらく彼女はまだ入院していて、病院と手紙でやりとりしていたのですが、今は引っ越しも落ち着いてハローワークに通う日々だそうです。グループホームはきれいな一戸建てを6人でシェアするタイプで、管理人さんが常在してくれて食事の世話をしてくれます。一人暮らしが難しい障がい者の方でも生活していけるようなサポートになっていて、退院後こちらに引っ越す方もみえます。

障がい者用のグループホームは今注目されています。生活の支援が必要な障がい者の人がたくさん溢れているのに対し、環境が整った物件が足りていないからです。投資先としても注目されていて、今後さらに需要は高まると思われます。

精神障がい者用のグループホームとは

入居するには医師の診断である程度以上の精神障害であることが必要になってきますが、条件を満たせば一例には家賃38000円、光熱費15000円、日用品費5000円、食事は一食朝350円夕550円で用意してもらえ、月75000円程度で暮らしていくことができます。

ここからさらに市の家賃助成一万円がある街もありますので、一般の一人暮らしよりはるかに経済面でやさしく、障害年金を受給して少し作業所で仕事をするような人でも家族と離れ自立した生活を送ることができるのです。

私もパンフレットをみて、こんな福祉の制度があったのかと目からうろこでした。いつもいつも私を悩ませるのは老後の生活だったからです。

子持ち・病気持ちで再婚も絶望的だし、かといって一人で一生やっていけるのか。

でももし、この先病気が悪化したり、年を取って一人で生活が難しくなれば精神障がい者のグループホームに入居するという手があるのだ、という人生の選択肢ができただけでものすごく安心しました。グループホームの詳細はネット上では公開されていないものが多いです。病院づてにケースワーカーさんに相談してはじめてパンフレットなどの資料がもらえます。これがわかっただけでも前回入院して良かったと思っています。親がいなくなったら自分の人生どうなってしまうんだろう……と思っている病気の人たちにもっと知ってもらいたいです。一般の人と同じように働けなくなっても、生きていく道はあるのだと。

私もできるところまでは一人暮らしを頑張りますが、生活が厳しくなればグループホームでの生活も考えていきます。病気とは、今後も一生向き合っていかなくてはなりませんから。


私もこれから30年、自分が病気であるということは変わらないけど、今日デイケアで一緒になったおばあさんのように、一人暮らしをしながらデイケアに通うのもよし。将来はグループホームで5~6人とシェアハウスでお世話役の方の手を借りて生活するのも良しです。

前向きに頑張っていきたいと思います。

サポートして頂くと夢山さん家のお花がちょっと豪華になります。