バンドマン大学生の日常

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最近の記事

好きが残る日

私には一年半片想いしている先輩がいる。彼はもう大学を卒業していて会う事は滅多になくなった。彼は変わっていて、卒業した途端に一切のSNSを断ち切った。そんな中、時たま連絡を取り、2人で遊んだりはしていたのだがつい最近本当に連絡を取らなくなった。というか取れなくなった。 連絡が取れなくなってから約3ヶ月が経ち、彼への恋や愛は薄れやがて、私の前に素敵な人が現れた。今思えば寂しさを埋めていただけの錯覚だったなんて思うが、私のことを理解してくれていてどんな姿でも受け止めてくれた。時に

    • 浮気

      最近「どこからが浮気だと思う?」なんて話を仲間とよくする。皆んなは「手を繋いだら」「キスをしたら」という。そんな中私はいつも決まって「何をしても結局はそこに感情が湧いてしまったら浮気」と答える。 極端な話、セックスをしたとしてもそこに「好き」という感情が無ければただの行動であって浮ついた感情にはならないと思う。 でも自分への愛情が向いていれば、好きならば、まずそんな事もしない。難しい。

      • 広島から来た女の子

        彼女は大学のサークルで出会った友達。サークルに入って最初の4ヶ月くらいは全く話さなかった。というか勝手に合わないと思ってた。彼女は常に明るくて楽しそうで輝いて見えた。根暗な自分とは正反対。ある事がきっかけで突然彼女の家に泊まる事になった。正直、話が続くのか、気を使わせてしまうんじゃないか、心配だった。でも楽しい時間だけが過ぎて仲良くなるのに時間はかからなかった。そんな彼女にはたくさん支えられ、たくさん学んで、たくさん笑いあった。なんなら現在も。彼女は親友だと思う。 ついこな

        • 京都大作戦

          私が初めて行った2016年の京都大作戦での出来事。トリを飾る10-FEETの出番の時にはもちろん丘の向こうまでビッシリと人が集まっていた。hammer skaから始まり、楽しい時間はすぐに経つものであっと言う間にアンコールにさしかかった。アンコールは蜃気楼そしてCHERRY BLOSSOM。 蜃気楼が始まった時、隣の若めの男性が突如タオルに顔を疼くめ、中々前を見ずにずっと下を向いていた。私は心配になり覗いてみると彼は泣いていた。すると彼の周りにいた人達が肩を掴み「兄ちゃん!ど

        好きが残る日

          私の父

          父には幼い頃からパンクロックを聞かされていた。sex pistolsやthe clashはもちろんの如く、物心が付いた頃にはanarchy in the UKを口ずさんでいた。そんな父のおかげで私は、人生を変えてもらったと言っても過言ではないマキシマム ザ ホルモンに出逢った。彼らには散々頭をおかしくさせられたが、ヘドバンをしすぎて何ヶ月も頭痛が続き7歳で「ヘドバン禁止令」を出されたこともあった。 高校生になった私はライブに行くのが趣味、いや日常になっていた。そんな私だった

          私の父

          叫んだ歌 / climbgrow

          19歳を迎える日の出来事。昼頃に、私の家に置いていたギターを取りに来た先輩に私は「今日誕生日なんです。」と言った。突如彼は「タバコが似合う16歳になっていましたか」とタバコを吸いながら歌い出した。最初は「19歳になるのに16歳の話やんそれ!」と笑っていたが歌い続けるそのメロディが頭から離れなくなった。その曲こそclimbgrowの「叫んだ歌」だ。 YouTubeで彼らの演奏を見ると、当時高校生の彼らは自分達の気持ちや社会への投げかけを叫んでいた。私は圧倒されていた。私が彼ら

          叫んだ歌 / climbgrow

          何気ない1日

          いつも通り朝までバイトして、マイヘアを聴きながら京阪電車に揺られて携帯をいじる。ボーッとTwitterを見ていると流れてきた先輩のnote。何気なく読んでみると親孝行の話を書いていた。心に刺さる文章だらけで、気づけば夢中で読んでた。そこには「プレゼントをあげるのもいいが親を笑顔にする事が1番の親孝行じゃないか」と書いていた。 小学生の頃、周りの子達は「素敵なお嫁さんになりたい」「野球選手になりたい」などと目をキラキラさせて語っていたが、気づけば今は皆んな「安定した職につかな

          何気ない1日