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『高い声が出せない』は思い込み!

こんにちは。ボイストレーナーのYuMeです。

高い声がうまく出せないと悩んでレッスンに来る生徒さんがとても多いので、今日は高い声について書きたいと思います。

高音域は必ず伸びる

今まで、18年レッスンをしてきて、3,000人以上の声に携わってきましたが、私のレッスンを何度か受けて高音域が伸びなかった人は一人もいません。

もちろん個人差はありますが、必ず、今より高い声が出せるようになります。

というより、実際は、出せるのだけど出せないと思い込んでいただけで、出し方に気づく、という言い方の方がよいのかもしれません。

日常の中にヒントがある

普段の生活の中で、使っている声の範囲が狭い人は、歌う時に出す声がとてもハードルが高く感じるのだと思います。

しかし、生活の中で、無意識で高い声を使っている時が必ずあります。
自分の自然体を知る、というお話は以前の記事でしていますが、

日常生活の中であなたはいろんな声を出しているのです。

たとえば、赤ちゃんに話しかける時、大人と話す時よりも無意識に高い声になりませんか?

たとえば、感嘆詞を何気なく使う時、高い声を使っていませんか?

感動したり、びっくりしたり、嘆いたり、喜んだり、そんな時は高い声を無意識で使っていたりします。

嬉しいことがあって友達と喜んではしゃいでいる時、どんな声が出ていますか?『キャー』って悲鳴上げてますね、それ、歌に使えるんです。

誰かをひやかすときや、はやしたてる時に『ヒュー』とか『フゥー』とか言いますよね?

たとえば、少し遠くにいる人に声をかける時、低い声で呼びかけますか??

皆さん、ちょっとしたことで、無意識で高い声を使っているんです。気づいてないだけで。

歌になって、さあ声を出そうとしたとたん、その、自然に出る声を自分の中から消し去ってしまう人がとても多い!

(もしそういった機会がなく、低い声しか使わない、という人は、普段から少しずつ高い声を使う意識をすると必ず変わりますよ)

無意識を身につける

人は感嘆詞を使う時はたいがい無意識で発声しています。
無意識で、その声を歌う時に使えるようになるには少し練習が必要です。

『えーーーっ』と驚いてみてください、
と言っても本当に驚いた時の声をとっさに出すのは少し難しいですよね。

なので、人間の言葉ではなく、動物の声で練習するのはオススメです。

子猫や子犬の鳴きまねをしてみましょう。

『ニャー!』『ワン!』

そうすると、高い声が無意識で出せます。
(裏声が出せません!と言っている男性もこれでみんなでるようになります)

これはとても簡単ですよね。
できない人はほとんどいないと思います。
さて、これを、どうやって歌う声に生かすか、が重要となってきます。

実際に練習してみましょう


子猫や子犬の鳴きまね。
これは、高い声(特に裏声やミックスボイス)を強化するためのとてもよい発声練習になります。
実際にそれを使って発声練習をしてみましょう。

まず、自分がちょっと高くて苦しいかなと感じている歌をワンフレーズ(サビだけとかでよいので)歌って録音してみてください。

では、そのあと、子猫の鳴きまねをいっぱいしてみましょう。

『ニャー』『ニャオ』『ニャーン』
いろんなタイプの猫を思い浮かべましょう。
ママとはぐれて必死にママを呼んでいる猫、とか、、、
お腹がすいてご飯を求めてる猫とか、、
イメージするとリアル猫に近づけますよ!

いっぱいまねをしたら、今度はさっき歌った歌を

その『ニャー』だけで歌ってみましょう。

少し難しく感じるようなら、テンポを落としてゆっくり歌ってみてください。

普通に歌っていた時と声の響く場所が違うのがわかると思います。

では今度はその『ニャー』で響いた場所を意識したまま、普通に歌詞で歌って、もう一度録音してみてください。

さっきより高い声が通るようになっていませんか?
全然変わらなかったという人は、ぜひもう少しゆっくりな曲に選曲を変えて試してみてください。もしくは、猫の鳴きまね自体をもう少し練習してより本物に近づけてみましょう。

今日はここまでです!
ありがとうございました。


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