なんでこんなことできないの?毎日仕事ができない部下に悩まされてる日々から解放される方法。
ある日、女性の部下から突然こういうことを言われた。
「なんであの子だけ特別扱いするんですか?」
僕は「どういうこと?」と聞き返した。
話を聞いてみると辛い仕事を彼女にはやらせず、自分達にはなりふり構わず仕事をさせてくるとのこと。
自分が好きな子とそれ以外の子の扱いが違うとのこと。
こういうのって他の職場にも結構ありません?
しかし、私からすればどの仕事にも楽な仕事、辛い仕事なんてないし、
能力にも差がある中で、今、その子にはその仕事をやってもらうことがベストだったんだよ。と話した。
腹のうちを返せば、その子に対しては特別扱いして甘やかしているというよりかは、「苛立ち」があるのだ。
「なぜ今になってもそれができないのか?」
「なぜ自分で考えようとせずにすぐに助けを呼ぶのか?」
しかし、その苛立ちを相手に伝わるように話しても無意味なこと。
むしろ逆効果だ。
だからこそ、仕事ができない部下に対してはとくに気を遣っていかなければ自分が「損」することになる。
この場合の損とは
・その子に対して悩む時間が増える。
・ストレスが溜まり仕事に集中できなくなる。
・周りからいつもイライラしていると距離を置かれる。
といったことだ。
気を遣うというのは自分の感情をコントロールしていくということ。
基本的に2パターンの結果を想定して相手に話しかけることが大事。
簡単に言うと、「できる場合」「できない場合」という2パターンだ。
そして必ず、「できない場合」を想定して接することが大事なのだ。
できると思って出来なかった場合に、
相手に対する期待値のギャップが生まれてしまい、それがストレスになる。
そうなってしまった場合に相手に対してキツく当たってしまったり、自分がイライラしてしまう場合が多い。
できないだろうなと思って聞いてみて、結果としてできなかった場合だったらどうだろうか?
想定通りなので期待値のギャップは0だ。
つまり、ストレスが0なのだ。
これは「アンガーマネジメント」とも言う。
ここでは詳しく話さないが、簡単に言うとイライラした感情を出さずに相手とコミュニケーションを取っていくということだ。
私はこの考えに出会ってから仕事やプライベートがいい方向に進んでいると思っている。
特に仕事ではいろんな考えの人が集まる場なので、協調性、調和性が必要になってくる。
自分の考えだけで押し進めることは不可能に近い。
どこかで衝突が起きてしまう。もちろん衝突ばかりだと自分自身も疲弊してしまうだろう。
だからこそ、怒らない技術「アンガーマネジメント」はチームを引っ張っていくリーダーにとっては最強の武器となるのだ。
しかし、ここで気をつけなければいけないのが、
相手に対する期待値というのは人それぞれ違うということ。
だからこそ、冒頭で私に不満を言ってきた彼女は人によって態度が違うということになってしまったのだろう。
しかし、そうなった時には私の考えをストレートに述べるだけだ。
もちろん腹のうちの考えも話す。
そして、その人に期待していることを日常的に話していく。
そうすることで「自分は期待されている」「自分は信じてもらえてる」というように思ってもらえて頑張ってくれる。
私もまだまだ道半ば。
今日の学びをしっかりと明日に活かしたい。
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