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はなされし かごの小鳥の…〜幸先詣のおみくじの言葉〜

少し前に、息子の引っ越しの手伝いの空き時間、朝早くに神社にお参りした。
息子がこれから住む部屋の近くに神社があるのを見つけたので「息子がお世話になります」とご挨拶に行ったのだ。

初詣を前倒しにして年内にお参りすることを幸先詣と言うのだと友人が教えてくれた。幸先詣という言葉は後になって知ったので、お参りした時に幸先詣の意図はなかったが、結果的に幸先詣となったのだった。

お賽銭箱の横におみくじが置いてあったので、引いてみた。
すると、

はなされし 
かごの小鳥の
とりどりに
たのしみおおき
春ののべかな

とある。その意味は

「籠の中にいた小鳥が放されて自由に飛び歩くように苦しみを逃れて楽しみの多い身となる運です」

楽しみが多い身!
うれしい。

今、幸いなことにそれほど苦しみは感じていないけれど、自由に飛びまわっていいんだ!と、身体がスッと、軽くなるように思えた。

おみくじの言葉には続きがあった。

「世のため人のために尽しなさい
 幸運増して名も上がります」

楽しみの多い身となったら、自分が楽しいだけでなく誰かにも楽しみのお裾分けができたら最高だ。

というか、
人は自分ひとりだけが幸せでも、周りの人や大切な人も幸せでなければ
本当の幸せには辿り着けないのではなかろうか。

世のため人のために尽くす、から連想されるような立派なことで世界に貢献はできなくとも、自分の身の回りの人を明るい気持ちにさせるようでありたい、
それが結局は私の幸せや楽しみでもあるのだな、
そんな風な気づきを与えてくれたおみくじの言葉だった。



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