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二十年後のこたえあわせ

20年前のあの子
フラれるのがわかっているのに
告白をしたあの子
「こたえはいらない」と何度も前置きをして

向かい合わせに座ったカフェで
好きな人の瞳をみつめて
伏目がちに
「ただ好きなだけだったの」と
頬を紅潮させ
フラれるよりセフレでいることをえらんだあの子

それで、いいよ
十年後も二十年後も
かわらずやさしくしてもらえるよ
愛の形を信じて

セックスで救われる夜もある
性欲だけが生きる希望になるとき
命繋がれる夜

それで繋がれる命に
意味なんかあるのかって

なくてもいい
大丈夫

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