トカゲの尻尾みたいだ 切られても切られても切られても 切られても すこしするとまた 懲りもしない願いが生えてしまう もうやめたい もうやめよう もう終わりにしたい しっぽより胸が痛い
許される人とときどき 許される場所でときどき
「忘れてください」といわれて 「はい」と忘れられるほどには お酒をのんでいるし 消えるモード消えたら 明日にはもう メッセージしたことすら おぼえてないね
今日あったことをぜんぶ話していい? 8時間ちょうだい うれしかったことも わるぐちも あなたにだけ あなたにだけ おしえたいの
なんだったのか なんだったのか あの夜たちは なんだったのかわかりたくないまま 季節だけが進む
さそわれなければ しょーがない
まじでいくらでもお世辞はいうし 好きなふりもできるし 好きじゃないふりもできるよ なんだってできる けど あの夜だけは かえしてよ
キミはもう寝ていいよ 今日のすべてはボクがひきうけよう キミがきらいだよ やさしくしてくれないから いいこともわるいことも ひきうけるから
20年前のあの子 フラれるのがわかっているのに 告白をしたあの子 「こたえはいらない」と何度も前置きをして 向かい合わせに座ったカフェで 好きな人の瞳をみつめて 伏目がちに 「ただ好きなだけだったの」と 頬を紅潮させ フラれるよりセフレでいることをえらんだあの子 それで、いいよ 十年後も二十年後も かわらずやさしくしてもらえるよ 愛の形を信じて セックスで救われる夜もある 性欲だけが生きる希望になるとき 命繋がれる夜 それで繋がれる命に 意味なんかあるのかって なく
「あの時、もっとああしていれば…」そんな延命措置、時間のムダ。 ああしてそうしてこうなった。
心配して欲しいと、心配かけたくない(好きだから)を天秤にかけて、結局「いってらっしゃい」のあと救急車で運ばれて、ああ、好きだったなって、今おもう。
既婚男「時間をとめる呪文を知ってる?」 女「…バルス!」
責任とってね?ってあんなに言ってきたくせに、 責任とれないって今 10 回くらい言ったね。 呪いますよ。
《恋に落ちたときの詩》 今日 恋に落ちました なんでわかったかっていうと 夢にでてきたからです なんとも思ってないはずなのに 夢の中で あの人と話をしたとき うれしかったのです そして 夢から覚めて 「会いたい」とおもいました あれも話したい これも話したい なんて言ってくれるかな なのに 何も言えなかった 隣に座るあなたに なにも話せなかった そしてあなたは 別の女の子と話しながら 帰ってゆきました わたし恋に落ちたのだと かな