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行動心理学 その21 フォールス・コンセンサス効果 

こんにちはこんばんは yumenohi です。

21回目。フォールス・コンセンサス効果について、
私は初めて聞く効果です。
さっそく調べてみます。

フォールス・コンセンサス効果とは直訳すると「偽の合意」と言う意味です。

他の誰もが自分と同じように考え、行動していると人々が考えることです。

あなたが本当にピザが好きなら、他の人もみんなピザが好きだと思うかもしれないのと同じです。 しかし、誰もがピザが好きというわけではありません。
これは、私たちの脳が誰もが私たちと同じであると自然に想定しているために起こります。

偏見

つまり偏見により、私たちは物事を特定の方法で見たり、不完全な情報や先入観に基づいて推測したりしています。 また、自分の信念に合わない証拠を無視したり軽視したり、あるグループを別のグループよりも優遇したりすることにもつながります。

私たちは個人的な経験、信念、価値観、社会規範、固定観念など、さまざまな影響を受けて、物事を特定の方法で見たり、不完全な情報や先入観に基づいて推測したりして判断しています。

こういった判断が、誤解、固定観念、グループの二極化など、さまざまな問題を引き起こしたり、自分の信念に固執し、他の視点に耳を傾けようとしなくなるなんて事もあるかもしれません。

誰もが異なり、独自の意見や感情があることを覚えておくことが重要です。

たとえそれが自分のものと異なっていたとしても、私たちは常に他の人の考えや感情を理解し、尊重するよう努めるべきです。 これには、多様な視点を求めること、新しいアイデアや情報を受け入れること、自分自身の思い込みや偏見に疑問を抱くという事が大切です。

メリットとデメリットの例

メリットとデメリットの例をいくつか紹介します。

メリット
あなたは本当にサッカーが好きだとしましょう。 あなたはよくサッカーについて話したり、休み時間に一緒にサッカーをしたりするので、あなたの友達のほとんどもサッカーが好きだと思うかもしれません。 これは、友達とのつながりを感じ、一緒にサッカーへの愛を分かち合うことができるので、良いことかもしれません。

デメリット
ただし、みんながサッカーが好きだと思い込み、サッカーが嫌いな友達を含めないと、友達は取り残されて悲しくなる可能性があります。 これは友人の感情を傷つけ、自分には居場所がないと感じさせる可能性があるため、良くないことです。

メリット
あなたは環境を本当に気にかけていて、常にリサイクルとエネルギーの節約に努めているとします。 それはあなたにとって重要なことなので、ほとんどの人が同じように感じていると思うかもしれません。 これは、自分が正しいことをしていると感じ、他の人も環境に気を配っていると感じることができるため、良いことかもしれません。

デメリット
しかし、誰もが環境を気にかけていて、なぜ誰かがリサイクルやエネルギー節約をしないのか理解できないと仮定すると、対立が生じる可能性があります。 これは、他の人の視点を理解することが困難になり、口論や傷ついた感情につながる可能性があるため、悪いことです。

ビジネスやマーケットなどの簡単な例

もう少し具体例をあげてみます。

例 1
ある会社が従業員の間で非常に人気のある製品を販売しているとします。 従業員は、全員がその製品をとても気に入っているため、他の人もその製品を気に入るだろうと想定しているかもしれません。 しかし実際には、その会社に勤めていない顧客にはその製品は人気がないかもしれません。 これは、従業員が誰もが自分たちと同じように考え、感じていると思い込んでしまう。

例 2
企業が新製品の発売を決定し、顧客が何を望んでいるのかを知るために市場調査を行ったとします。 企業は、これらの顧客がすべての顧客の代表であると仮定して、過去に製品をすでに購入した顧客にのみ質問する可能性があります。 しかし、実際には、これらの顧客の意見がすべての顧客を代表しているわけではありません。 これは、企業が少数の顧客グループの意見がすべての潜在的な顧客を代表していると想定してしまっているわけです。

例 3
会社が自社製品の広告を作成し、従業員に意見を求めたとします。 顧客に人気があると想定して、従業員全員がその広告に関する特定のアイデアに同意する場合があります。 しかし実際には、そのアイデアは顧客の共感を呼び、製品の販売に効果的ではない可能性があります。 これは、従業員が自分の意見が顧客の意見を代表していると思い込んでしまったためです。

人々がより広範囲の人々の視点を考慮せずに、自分の意見や経験が他の人も同じ考えをしていると思い込む場合に、ビジネスや市場で発生する可能性があります。 これは、偏った意思決定や非効果的なマーケティング戦略につながる可能性があります。 企業にとっては、意思決定を行う際にこのバイアスを認識し、多様な視点を求めることが重要です。

尊重しよう

一般に、私たちが興味や価値観を共有する他の人とのつながりを感じる事は良いことですが、 同じ興味や価値観を共有しない他者との排除や対立につながる可能性もあります。 この偏見を認識し、たとえ自分の視点と異なっていたとしても、他の人の視点を理解し、尊重しようとすることが重要です。

他の人の視点を理解する。
新しいアイデアや情報を受け入れる。
自分自身の思い込みや偏見に疑問を抱く。

こういった考えはいかがでしょうか。

地球がへいわになりますように。


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