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この世にホッピーなかりせば

もしこの世にホッピーなかったならば、今ごろ私は、一体何を飲んでいたでしょう。ある時期から、ホッピーは私の無二の友になりました。一部の例外を除いて、ホッピーのない居酒屋へは行きません。黒が登場して以後はなお楽しい。私はビールも黒が好きだったのです。

以前はビール党。でもビールは血糖値が上がりやすいとか。そんなでもないと言う意見もあるのですが、一応は念のために焼酎とホッピーです。ビールよりは焼酎の方がやはり上がりにくいとかで、今はウイスキーも我慢しています。たまにビールも飲みたいけれど、これに馴染んでしまってからはこれでオーケー。

まだ居酒屋通いを始める前に、居酒屋の前に立っている幟を見て不思議に思っていました。ホッピーってなんだろう。私にもそんな時代がありました。しかし不思議なことに、初めてホッピーを飲んだ日のことをまったく覚えていません。当時は血糖値のことなど気になどしてもいない頃だったので、ほんの試しに大ジョッキをやった後の二杯目に飲み始めたのだったと思います。当時はまだ黒はありませんでした。

ホッピーには今や三種類あるそうです。知らぬ間に赤が存在していた。ホッピー発売55周年の時に登場と言うのだけれど、私はまだ見たことがありません。私が徘徊するエリアでは白しかないところもありますからね。どこかで見かけたら是非飲んでみたいと思います。しかし自宅ではホッピーは飲まない。ホッピーは居酒屋でしか飲まない。変な野郎ですが、ここはちょっと守って置きたい部分です。

ということで自宅で飲むのは焼酎ロックだけです。私は自宅を居酒屋風にアレンジする根気がありませんので自宅では寝る前に絵を描きながら飲んでいます。そうです。あろうことか酒を飲みながら描いているのです。勿論、描いている時はいつも飲んでいる訳じゃありませんよ。いくら私でもそこまでのことはない。しかし居酒屋で物思いに耽る時間を除けば、一日が終わろうとする前の自宅でのその瞬間が至福です。ぼんやり絵やスケッチを眺めつつあれこれと考えるのですね。つまみはチーズのみです。直前とは言えぬでも寝る前なので…。

しかしホッピーの歴史は古いのですね。ちょっと調べてみたら1948年に製造販売開始。恐らく、作った人たちもこんなに根付くとは思わなかったのじゃないでしょうか。

メモを用意してこれからのひと時が始まるのだ

ふふふ、メモは秘密。塗りつぶしました。メモそのものより、字が汚いのでみっともなくて…。手帳マニアメモマニアの方々にちょっとでも近づけられるように字を練習したいと思います。周辺のあちこちから言われています。時間が経つと自分でも読めない。

私の場合、メモは手帳に書くよりも紙に書いて挟む方が多いですね。結局のところは役に立てば良いので手帳があるが故の無理な作業はしないタイプです。そもそもハグレ絵描きなのでメモを日常必要としている程の生き物ではありません。しかしそれでも、何事か考えてメモるのが楽しい。

最初は必ず野菜ものから注文して徐々にヘビーな方へと移ります。そんなひと時がこれから始まる、そんな瞬間が至福です。尤も、人数でワイワイやりながら飲むのも無上の喜びです。それができなくなってしまったのはかなり寂しい。

世間は少しずつ落ち着いてきました。早く日常が復活することを願いましょう。

良き日を。

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