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上京組には絶対に勝てないだろうなっていつも思う

私が運営している夢波サロンはディスコードというチャットツールで運営していて、テーマごとにいろいろなチャット部屋を作れるのですが、その中でコンテンツ紹介という部屋があります。

最近読んだ本とか映画とか、よかったコンテンツはなんでもみんなに紹介できる部屋で、本好きや映画好きは結構「これよかった」って話をよくしているのですが、人がおすすめするコンテンツを履修することは、その人の好みを理解するのに手っ取り早い方法だと思っています。

特に私は本が好きなので、サロンメンバーさんが勧めてくれた本は積極的に読んでいきたいと思っているのですが、今回お勧めしてもらった本がこちら。

今漠然と「将来は成功したい!」と思ってる人、夢を追いかけるアツい気持ちはあるけど実際何から手をつけようか?と悩んでいる人にはぜひ読んで欲しい、人生の入門書のような本だったのでちょっくら感想をnoteにまとめたいと思います。

多少のネタバレを含みますので、ネタバレを読みたくない方はここから先は読まないでくださいね!


単身東京に乗り込む勇気に勝てるわけがない

この本は上京する息子に対してお父さんが「人生の幸せってどんなもんか?」っていう話を小説並みに長い手紙として渡す、という構成になっています。

上京したからって幸せになれるわけじゃない、それどころかみんな「成功するぞ〜〜」って気持ちで上京するけど、気づいたら生活でいっぱいいっぱいになってるものなんだ、みたいな話。

本当人生って目の前のことをこなすのにいっぱいいっぱいになっちゃってさ、立ち止まって「自分にとっての幸せってなんだろう?本当にやりたいことってなんだろう?」って考えられる時間はなかなかないんですよね。

でもきっとそれをきちんと考えないと、「世間一般に言われてる幸せの虚像」を一生追いかけさせられるはめになる気がする。

これが人生の幸せでしょ?みたいな刷り込みがさ、あるじゃないですか。

たくさん稼いで綺麗な奥さんもらって子供は二人、でっかい犬を買って週末はドライブ、みたいなさ。笑


私は生まれも育ちも東京なので、正直上京する気持ちとかよくわかりません。帰る実家が田舎にありません。むしろ田舎に帰りてぇ。

恵まれた環境にいすぎたのでわからなかったけど、上京組には一生勝てないだろうなって思ったのが声優デビューした頃です。

私は都内で高校生をやってて、もちろん歌も芝居も大好きだったから声優を目指したし、運良くお仕事をさせていただいていたけど、
親や家族との時間を捨てて、単身東京に乗り込んできて、自分の生活のためにお金を稼いで家賃も払って…そんな上京組の覚悟ってやばいと思う。

そんな気持ちには到底勝てっこない。だから私は上京組が持ってる覚悟以上の努力をしないと、上京組には絶対に勝てないんだ、って思ってました。

今でもそれは思います。上京には人それぞれ色々な理由があるとは思うけどね。

自分が地方に生まれてたとして、その生活を捨てて東京で挑む気持ちが果たして自分にあっただろうか?それくらいの覚悟を持って追いかける熱意に打ち勝つ熱意が自分にもあるか?

目指すものがあると、そういうことをふと考えてしまいます。


将来成功したいけど、今何をしたらいいか分からない人へ読んでほしい

「これから成功したい!でも何しようかな〜」って悩んでる人は多いと思います。

そしてそういう人に考えて欲しいのが「成功とは何なのか」「自分にとっての幸せとは何なのか」ということです。

世間一般で言う「成功」や「幸せ」ではありません。自分にとっての「成功」「幸せ」です。これをきっと人生で一度はちゃんとしっかり考えないといけないんだと思う。

そういうことのヒントをくれる本だと思いました。

幸せの基準は、自分自身が決めるものだ。

言葉に救われたからこそ、言葉を伝え続けたい

本の中で印象的だった箇所がありました。

人生のある一日にその本と出会ったから今日の成功があるといえるような一冊が、どんな成功者にもあるものだ。
そう、人生を変えた一冊というやつがね。
そして、そういう一冊と出会って成功した人は、必ずあることをする。
自分が本を書き、人生を通じて学んだ数々のすばらしい知恵を、自分のように幸せな人生を送りたいと考えている人のために書き残すんだ。

成功者ではないけど笑
実は私も去年、人生で初めて本の執筆をしました。

普段ブログを書いているのも、自分のこれまでの経験が誰かの役に立ったら、という思いがあるからです。

そしてそのブログが本の執筆につながりました。こんなに嬉しいことはないです。

私も人生を色々な場面で本に救われてきたからこそ、言葉を伝え続けていきたいなと思いました。これからも執筆依頼待ってまーす!笑

本っていいよね。言葉って、人を救うよね。

ではでは。

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