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文章の面白さは、まるで彫刻のよう




まず、芯になる部分を定める。
次第に肉付けをしていく。
それは彫刻のように切ったり貼ったり、削ったり…
言葉の粘土を一片づつ乗せていく。

そうして仕上がったものを厳しい目で再吟味し、最後に至極のフレーズに置き換えて化粧をする、という感じかな。

さらには、360度から眺め直して
、全体のバランスチェックが欠かせない。

そして“これだ!“っと納得がいった時の達成感こそが喜びの瞬間。

少しの手も抜いたものでなければそれは魂の結実といってもいい。

実はきちんとした文章を書くというのは小学校以来かもしれない。
当時学校を代表して書かされたことが何度かあるので、決して下手ではなかったのだろうと思う。しかしそこで進歩はピタッと止まってしまっている。

別に才能があったわけでもないらしく、めんどくさく感じてずっと離れていた。
大変と感じているからには好きではなかったのだろう。おかげですっかり進歩が止まってしまった。

二十代のころ日記を1ヶ月ほど続けた記憶があるけど、やっぱりそれっきり。自分の胸の内をさらけ出すことそのものが気恥ずかしかったのが最大の理由だと記憶している。

ところがあるときから、これからは文章力が絶対に必須だと必要性に駆られて描き始めたのがこのnoteだけど、今のところおかげで少しづつ書くことの楽しさを思い出しつつある。

ただ多くのnoterさんにみられる、つらつらと浮かぶに任せて自由自在に書き連ねる、プロあるいはプロ並みの文章には程遠いけどね。

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