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そもそも、健康って何?〜中医学編〜

中医学の健康とは

前回に引き続き、今回は中医学の健康の定義についてお話していきます。

東洋医学と中医学

すみません、既に中医学って言葉を使っちゃいましたが、中医学とは、東洋医学の中でも中国の医学を指します。
よく東洋医学=漢方というイメージがあるかもしれませんが、広義の意味ではアーユルヴェーダも東洋医学になりますし、漢方は日本漢方や韓国漢方というものも存在します。

様々な医学が存在する中で、カテゴライズが複雑ですね

混乱しちゃいそうですね 笑

中医学と日本漢方(=和漢と言うこともあります)は使う言葉も漢方薬も同じ事がありますが、考え方などは結構異なります。
よく当店でも漢方薬飲んだ事があります、と仰る方が多いのですが、

・病因で添付文書の適応に合うように処方された漢方薬
・日本漢方の考え方で出された漢方薬
・中医学の考え方で出された漢方薬

一番上は言うまでもありませんが、どの意図で出されたかによって印象は変わってきます。

誤解を招かないようにするためにも、当店では東洋医学=中医学としてお話していきます。

中医学においての健康の定義について

2009年4月9日、中華中医薬学会は「中医体質分類と判定」という国家基準を公表しました。
これは中国で初めての中医ガイドラインで、科学的根拠に基づいた中医学的な体質や、中医学的体質に関連する疾病の予防・治療・養生・保健・健康管理について示しています。
中医学とはある意味バランス医学と見てもいいかも知れません。バランスが取れているか、否か、そういった視点で導入にいきます。

モデル担当:ゆめみらい公式キャラクターのフェレット

このガイドラインで示されているバランスの取れている体質=平和質が中医学においての健康と定義します。
では、平和質とは具体的にどのような状態を言うのでしょうか。

バランスの取れている体質=平和質

陰陽・気血が調和している。体つきが良い。
顔色は赤くツヤツヤしている。精力が充実。
顔や皮膚に潤いがあり、髪の毛は多く光沢がある。
目には元気が現れ、鼻の色も明るく潤いがあり、嗅覚もしっかりしている。
唇は赤くツヤツヤしており、疲れにくく、精力が溢れている。
暑さ寒さに強く、睡眠は良好。
食欲があり、大小便は正常。
舌色は淡紅、薄い白苔、脈が力強く穏やか。

ちょっとお堅い表現ですが、つまり、

どのような:元気で病気は少ない
体型:中肉中背
精神状態:健康で明るい性格
顔色:血色が良い
症状:気力があり反応が早い。
睡眠:良好。
食欲:正常。
髪の毛:艶がある。
皮膚:潤いとハリがある。
婦人科:月経は順調。(月経周期、月経期間、量の多少、痛みの有無、塊の有無、色鮮紅を考慮)
大小便:大便・小便ともに順調。
舌:舌色は淡紅、舌辺円滑、薄い白苔。
脈:平均。

特徴としては以上が挙げられます。

女性の健康と美容

私は常々、美容とは、を考えるとやはりそれは健康的な事が大前提だと思うのです。
綺麗な女優の方を見ると、皆さんやはりお肌も綺麗だし、髪もまとまりがあり、表情がとても豊かです。スタイルに関してもとても努力していらっしゃるのだろうなと感じます。
美は健康の上に成り立つと私は考えます。

当店の思い描く綺麗な人

最近服の広告などで明らかに体型修正しているものをよくお見かけいたしますが、明らかに足の細さが異常だったり、目の大きさが規格外だったり(手を加えているのか、アプリで作っているのかなどもありますが)します。
まだ身体が成熟していない10代の方々が真似しようと、無理なダイエットをしてしまうのではないか、というのは日頃の私の懸念点です。

多様性もあるので、人によって理想像はあるかと思いますが、健康的でない形はあまり当店では推奨していないため、ご相談に来ていただいても相性が出るところだと思います。

男性の健康と筋肉

一方、男性に関しての健康は女性とは若干異なるところがありますが、大きくは変わりません。筋肉をつけると男性ホルモンが上昇しやすく、その逆も然り。生物学的に見ると、やはり筋肉がしっかりしている方は男性ホルモンがあり、男らしい、という表現が出てくるのかな、と思います。

当店というよりは、私が思い描く健康的なナイスミドル
あ、私の男性の好みではないですよ 笑

以前某有名俳優さんが、男性機能を高めるなら大腿四頭筋!スクワットしよう!!とお話しているのを何かの動画で見たのですが 笑
これをすればこうなる!とは断言できませんが、信憑性が高そうだな、と思いました 笑笑

男性不妊の勉強になります。でもこの方、すごく面白いです。

※ジェンダーレスという考え方もあるため、中性的な雰囲気を纏う方々もいらっしゃるかと思いますが、あくまで健康機能を重視してお話ししております。

女性ホルモンのエストロゲンが出ると幸福感を感じやすいので、柔らかな笑顔になりやすいですし、男子ホルモンも闘争心との関連が強く、闘う状態=超集中状態に持っていきやすくなるため、性ホルモンと情緒は深い関係があると考えます。

中医学を理解するために必要な学問

さて、先ほどの体質一覧に日頃聞き慣れない体質があったかと思いますが、偏りのある体質、未病状態を中医学的に把握するために、知らなければいけない学説がいくつかあります。

・整体観念
・三因制宣
・陰陽説
・気血津液
・五行学説
・臓象学説
・経絡学説
・病因学説
・病機学説
・診断学
・臨床学
                      etc……………….

めっちゃ多い。

うん、でも、今並べている学説については最低限お話していこうと思います。
次回から。。。

基本的には上記の順番で書いていこうと思います。
おおお・・・とうとうガチ専門的な話に入るぜ。
ではでは。

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