夢和(ユメカズ)

ソロギタリスト。1993年に1stアルバム「夜の森」でCDデビュー。一時期の長いブラン…

夢和(ユメカズ)

ソロギタリスト。1993年に1stアルバム「夜の森」でCDデビュー。一時期の長いブランクを経て2012年に活動再開「言葉のない物語を紡ぐギタリスト」と呼ぶにふさわしいそのアコースティックギタ一本で表現される世界は「優しくて、少し切なくて、どこか懐かしい」4枚のアルバムをリリース。

最近の記事

「オーダーメイド・ギター」

今、ギターをオーダーしています。お願いしているのは東京都立川市に工房を構えるANTARの青木薫さん。1993年に東京で1stCDを製作する際、その時メインで使用していたギターが、とても素晴らしいギターではあるけれども、自分の音楽には今一つフィットしていないという感覚があり「どうせなら、もっと自分に合ったギターで録音したい」という思いでお茶の水のギターショップを探し回って出会ったのが、今もメインで使用しているANTARのzorbaというモデルのギター。斬新なボデイシェイプの割に

    • ニューアルバム曲解説

      僕の音楽はギターインスト。言葉がない事を逆手に取り、自由に想像して楽しんで頂けるのがいいところだと思いますが、曲が出来たきっかけや、曲に対する思いなどを知りたいという方もいらっしゃるかも知れませんので、ここに簡潔に記しておきたいと思います。 1.予感 「素敵な予感に、胸のざわめきを押さえることが出来ない…」そんな人生のきらめく瞬間をギター一本で表現しました。CDアルバムを作るには「オープニングを飾るにふさわしい曲」が必要不可欠です。この曲が出来た時「あ、これでアルバムが作れ

      • 3.21発売 4thCD「Spring Green Days」アルバム制作中に起こった事

        レコーディングは、前作に引き続き、昔からお世話になっているスタジオでと決めたのだけれど、希望する日には先約が入っており、すり合わせの結果、レコーディングはひと月先になった。「う~ん、長い…」というのがその時の正直な感想。「準備なら出来ている。何なら今すぐにでも録りたい!」そんな風に心は逸っていたけれど、まぁ、こればかりは仕方がない。せめてその日まで精一杯練習に務めようと、気持ちを切り替える。ところが、この間に新曲が、何と2曲も!出来てしまった。「しまった」と言うのは「作ろうと

        • 3.21発売 4thCD「Spring Green Days」デザイン/シンプルの美

          アルバム制作において音楽と同じくらい大事なのがデザイン。過去3枚のアルバムは嬉しい事にジャケット・デザインの評価も高く、それもひとえに素晴らしいイラストレーターとデザイナーに恵まれたお陰だと、今更ながら大変感謝しています。ジャケットを「手に取り」愛でながら音楽を聴く、という行為がもたらす「喜び」には未だ捨てがたいものがあり、サブスクが席巻する世の中になったとて、決してなくならないものだと信じています。さて今回のアルバム。デザインはどうしよう?と考えて「Spring Green

        「オーダーメイド・ギター」

          4thCD「Spring Green Days」タイトルの由来

          3月21日 春分の日 に4枚目のアルバム「Spring Green Days」をリリースします。 今までにリリースしたCDのジャケットの色が、順番に「群青、スカイブルー、赤」だったので「次は緑色のジャケットデザインにしよう」という事だけは、前から考えていました。並べると目にも美しい、と思ったからです(音はちゃんと録ったから、デザインはまぁそれなりでいいだろう、というのではいけない。トータルで良いものにしたいと、いつも思う)「じゃあタイトルも緑色にちなんだ方がいいかな。例えば

          4thCD「Spring Green Days」タイトルの由来