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「オーダーメイド・ギター」

今、ギターをオーダーしています。お願いしているのは東京都立川市に工房を構えるANTARの青木薫さん。1993年に東京で1stCDを製作する際、その時メインで使用していたギターが、とても素晴らしいギターではあるけれども、自分の音楽には今一つフィットしていないという感覚があり「どうせなら、もっと自分に合ったギターで録音したい」という思いでお茶の水のギターショップを探し回って出会ったのが、今もメインで使用しているANTARのzorbaというモデルのギター。斬新なボデイシェイプの割に、意外にも抱えた時のフィーリングが「ぴたっ」と心地良く決まり、そして音はとても柔らかく温かい。「これだ!」というその時の喜びは今でもはっきりと覚えています。このギターで全曲録音し終えて、CDになる前の音源を持って工房に伺い、初めて青木さんとお会いして、素晴らしいギターと出会えた喜びと感謝を伝えたあの日から30年。1998年にウクレレは一本オーダーしていましたが「いつかはギターを…」と思い続け、今年色んなタイミングが合い、やっとその夢が叶いました。青木さんは今はギターよりもウクレレの製作家として大人気で、作ったそばから売れていくという状態で大変お忙しいので「急ぎませんので、じっくりと製作して下さい」とお願いしてあります。僕は何事にものんびりしていますので、待つ事には何の苦もありません。むしろ待っている時間も、これまた楽しく幸せな時間。これから完成までの過程を時々お伝え出来ればと思います。

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