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3.21発売 4thCD「Spring Green Days」アルバム制作中に起こった事

レコーディングは、前作に引き続き、昔からお世話になっているスタジオでと決めたのだけれど、希望する日には先約が入っており、すり合わせの結果、レコーディングはひと月先になった。「う~ん、長い…」というのがその時の正直な感想。「準備なら出来ている。何なら今すぐにでも録りたい!」そんな風に心は逸っていたけれど、まぁ、こればかりは仕方がない。せめてその日まで精一杯練習に務めようと、気持ちを切り替える。ところが、この間に新曲が、何と2曲も!出来てしまった。「しまった」と言うのは「作ろうとした訳ではない」から(当然の事ながら、事前に曲は揃っていたので)なかなか曲が出来ない僕にとって、これは異例の事だし、しかもそれはアルバムのテイストを決める重要な2曲になった。実は製作期間中に体調を崩し、しかもその症状が、調べれば調べる程、危険な病気の症状に酷似していた。それで、家族の事を考えると、ものすごく落ち込んだ。でも、そんな気分の中だというのに、曲が出来た。まるで本当に大切な事に気づいたが故に降りて来たかのように。それがアルバムの最後を飾る「いつまでも」という曲です。さて肝心な病気の方はと言えば、検査の結果、思っていた病気とは違い(どれ程ホッとした事か)今は完治しましたが、こうして不思議とこのタイミングで起きた出来事により、図らずもこのアルバムは「人生のきらめき、翳り、大切な事」というコンセプトを纏う事となりました。でもそれは「僕の物語」の中で、という事。言葉のない音楽ですから、みなさんにはどうか、僕の音楽をきっかけにして「自分の物語」の中で、自由に想像の海を泳ぎながら聴いて頂ければ嬉しいです。「あの頃」を、懐かしく思い出しながら…

5年ぶりの新作!

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