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週明け。

 相変わらず暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は今日も太陽に向かって全力で愛車をこいでます。

 今日から月曜日で週が明けましたが、みなさんはどんな気持ちで月曜日を迎えられるでしょうか。今までの私は月曜日になると仕事が始まるので、億劫になることが多かったです。ところが、今は逆に月曜日が来るとホッとしている自分がいるのです。むしろ週末の方が何らかの変化を期待することができなくなり、逆にスキマ時間が増えて辛くなってしまうからです。時間の流れはこれまでと変わっていないにも関わらず、心の持ちようによって週末と週明けの捉え方が変わってしまうのが本当に不思議です。

 今日の朝ドラでも主人公が知らず知らずに自分の価値観を周りに押し付けてしまっているシーンが描かれていました。その姿を見て私も大学教員の時に同じようなことをしていたのかと反省しました。その小さな価値観のズレが、やがて大きなひずみを生み出してしまうことを朝ドラの主人公も、当時の私も知ることはありませんでした。朝ドラの今週のストーリーがどのように展開するかわかりませんが、きっと大きなショックを受けて無意識でしていた自分の行為に、改めて気づくのだろうと思います。

 今日も大学の応募書類を作成して提出しましたが、今日提出したところはかなりのボリュームの紙資料だったので、レターパックがパンパンになって、少し破れてしまうぐらいになってしまいました。最近の大学の学部は尖ったネーミングのところが増えていますが、応募書類は相変わらず「郵送」「紙資料」「捺印」というDXを逆行するような手続き方法ばかりで、これでは大学からイノベーションを生み出すことなど到底不可能だと私は思います。大学が保守的である限り、そこで学ぶ学生の可能性を引き出すことなど、とてもできないと私は考えますがみなさんどう思われますか?こんなことを考える私が理想とする大学は、現時点では出会えていないのでやっぱり自分で作るしかないのかなと時折考えています。かといって人材紹介のように「○分で応募完了。」みたいに簡単に応募して、即座に不採用という結果を出してくるやりとりもいかがなものかと思ってしまいます。やはり、手続きは簡素化しつつも、その人に絶えず寄り添えるような関係性がある環境づくりが、これからの大学も含めあらゆる組織で求められる要件ではないかと思います。

 プロセスを重視する大学教員の公募と、効率性を追求してくる人材紹介会社の求人案件、そして公平性の担保しか取らないハローワークの求人案件と3つの視点から見られるている私を相手がどのように見えているのか知りたいと思う部分もあります。その一方でどの視点から見られていたとしても結局私の一側面しか見ていないでしょうし、もっと言えば通し番号やID番号をつけられて、機械的に振り分けられているのであれば私という人間をあなたたちはどれほど知ろうとしているのか、はっきりと表現して欲しいと叫びたくなります。私が大学教員の時は推薦入試の面接で、なるべくその学生のことを知ろうと全力で傾聴していました。ところが、そんな人間臭いやりとりがどんどん削除されて、いつのまにか人間がAI化してしまっているようで少し悲しい気持ちになります。せめて私だけでも泥臭いやり方にこだわってあらゆるの人との関係性を築いていこうと思います。

 これから大学教員になる人には、週明けでも週末でも人生を楽しめる人になって欲しいと思います。そして、人間らしい関わりで自分と自分が大切にしたい人を笑顔にしていける人に私もなりたいと思います。

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