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お祈りされました。

 ギラギラと日差しが強い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は日焼け姿で今日も闊歩しています。

 今日はお祈りの手紙が2通届きました。そのうち1通は先日面接を受けたところでした。レターパックで届いていたので、少し期待したのですが結果的にはダメでした。開封する前にどちらの結果になっても大泣きするかなと予想していたのですが、結果を見て大きくため息をついただけで終わってしまったので予想外でした。

 おそらく何となくダメかなという予感がありました。というのも提出したタイミングが私が最悪の状況の時に作成した書類だったので、正直何をどう書いたのかほとんど記憶がありませんでした。そして、面接中に面接官の表情があまり理解が得られないような表情をされていたことと、事務局にお礼メールを送っても何の返信もなかったということを考えると必然の結果だったのかと思います。もう1つは最初から厳しいかなと思っていたので、やっぱりという感じでした。ただ、ほとんど落ち込んでいない自分に正直驚いています。前回の公募戦士の時は、結果が届くたびに一喜一憂していました。そして結果が出たときは大喜びしたことを覚えています。ちなみに前回は仕事をしながら公募戦士をしていたので、特に収入面ではそれ程不安になることはありませんでした。ところが、今回は失業中の公募戦士なので前回よりもかなり過酷な条件だと思いますが、意外と不安になることはありません。この状況を見るだけでも自分自身がかなり強くなったなと思います。前回の公募戦士はいざという時の逃げ道を、常に用意していたので覚悟が足りなかったのでしょう。しかし、今回は何の後ろ盾もありません。しかし、失うものもないので前に進むしかないんです。人は覚悟すればどれだけ強くなれるのかと考える毎日です。

 今日の朝ドラでも家庭裁判所の父と呼ばれる多岐川さんが、なぜ家庭裁判所をつくること決意したのかということを、補佐役の汐見さんが説明していました。

 「彼らのために残りの人生を全て捧げよう。未来に種まく仕事をしよう。もう逃げる自分を責めたくないからって。」

 ネタバレになるのでこれ以上は書きませんが、このセリフを聞いた瞬間今日も涙腺が崩壊しました。私も何度も逃げた経験があります。今回大学を辞めることになったことも、ある意味自分から逃げた結果だったと考えています。しかし、逃げることは決して悪いことではありません。ところが、人間は逃げた自分を常に責め続けてしまいます。実際私もいまだに自分を責めてしまうことがあります。だからこそ覚悟が必要なんです。私ももう逃げる自分を責めたくありません。だから、残りの人生を学生の育成に全てを捧げようと心に誓いました。だから、今回は2つの大学が祈られて、さらに決意が固まったので2校に感謝したいと思います。みなさんにいい報告をしたかったのですが、残念ながらもうしばらくお預けになってしまいました。まだ、公募戦士のストーリーが続きますが、ぜひみなさん引き続き私の再生ストーリーにもうしばらくお付き合いください。

 これから大学教員になる人はどんなに厳しい環境でも平常心を保てるタフな心を持ってほしいと思います。そして、逃げた自分を責めることなく「そんなこともあるさ。」ぐらいの軽やかなステップで、自分と自分が大切だと思う人を笑顔に変えていける人に自分もなりたいと思います。

(筋トレしても体の変化が止まってきた元准教授でした。筋肉停滞期かな?)


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