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「試しにやってみる」

こんにちは。お久しぶりです。講師の高橋哲弥です。

2024年1月ももうあと少しです。高校生活の1月には色々な転機があり、進路のこと、勉強や部活のこと、今後の生活のことなどで、高校生は悩みを抱える時期でもあります。そうこうしている内に、1月、2月、3月はあっという間に感じてしまうかもしれませんね。1、2年生は進級、3年生は卒業をして、就職や進学へと向かっていきます。これからが楽しみです。

今回のブログのタイトルは「試しにやってみる」です。
目標を決めて何かを始めようとしたり、何か決意をして新しいことに取り組もうとしたりするときに、「挑戦する」や、「勇気を持つ」ということがよく言われます。でも、ここで、言葉の温度感を変えてみると、自分の心の持ち方も変わってくることがわかります。
「勇気って言葉の代わりに、『試しにやってみる』で随分助かってますね(笑)」、とコピーライター・糸井重里さんはおっしゃっています(出典:ほぼ日刊イトイ新聞)。高校生も、専門学生も、大学生も、社会人も、、、みんな何か新しいことなどに向き合うタイミングがやってくるかと思います。ただ、そんなときにどんな気持ちを持てるかどうかは、自分次第なのだと思います。


1月のイベント

今月初めの大きな出来事と言えば、「大学入学共通テスト」です。
国公立大学の入試、私立大学の共通テスト利用入試を考えている高校生は、とても大事な試験になります。もちろん、弓削高校にも、ここに向けてこれまで頑張ってきた生徒たちがいたので、生徒たちの緊張感のある雰囲気を、講師の私も側で感じていました。受験はまだ続きますので、生徒それぞれが納得のいく選択ができるように応援していきます。

上島町の1月といえば、毎年、「上島町ゆめしま海道駅伝大会」が開催され、今年は、上島町合併20周年記念の大会でもありました。上島町内外から、小学生、中学生、高校生、高専生、それに、社会人のチームが参加していたため、スタート・ゴール付近や、沿道の応援もあり、賑やかさと、あたたかさを感じるイベントでした。私と、同じく公営塾講師の雫石さんは、弓削高校の先生チームに加わって走りました。天気もよく、風も強くなかったので、とても走りやすいコンディションだったのと、各区間、1.8km~3kmという距離なので、応援の方々も、スタートからゴールまでの1時間程の時間を楽しく過ごせたと思います。弓削高校では、「ランチャレ」というランニング・イベントが2月にも予定されているので、来月まではランニングに打ち込む高校生の姿をグラウンドで見かけることがありそうです。一人で走るのではなくて、誰かと一緒に走ることが、心を軽くして楽しく走るコツです。

(おまけ)12月のキャリア座談会

 12月の開催ですが、オンラインのキャリア座談会も紹介しようと思います。今回の座談会では、現在、IT、医療・福祉、国際協力に関わってきた方々、3名にご協力していただきました。2年生の生徒たちが参加してくれたので、今後に少しでも役立つ話を見つけてくれたらなという思いでした。仕事のことだけではなく、海外生活のお話も聞ける内容だったので、今、自分たちがいる世界とは違っているものも感じたかもしれません。講師の方々は、全員、JICA海外協力隊の経験者たちだったので、開発途上国の雰囲気も紹介してもらえました。スーダンモザンビークタンザニアというアフリカの国をイメージできる高校生はなかなかいないと思います。「様々な世界に目を向ける」、まずは、そういったところから始められるといいですね。塾内でも進路相談が多い時期ですが、必要な情報を集めて、自分の将来を誰かと対話することが大切だなと感じています。


塾の近況

3年生が受験勉強に励んでいたり、次に向けて動き出していたりする中、2年生も自分の進路に向けて動き出しています。専門学校や大学に行くのであれば、希望の学部・学科をどうするのか。就職をするのであれば、どんな仕事を希望して、どこで働きたいのか。どちらにしても、自分の関心や価値観を確認しながら、情報を集めたり、色々な人と話をしたりすることが大切になります。対話を通して、自分の中でぼんやりとしている疑問や気持ちを明確にしていく過程にもたくさんの時間が必要になります。仮に決まっているのだとしても、高校生活の中で、その目標のためにできることは何か、がはっきりとしないこともあります。今の自分のことを考えたり、身近に感じられない社会や仕事を想像したりするのは、難しく感じることもありますが、とりあえずは、試しに何か行動に出ることが大事です。

私の「おとなるゼミ」では、進路のことを毎回のテーマにしています。先週のゼミでは、「適職や天職ってなんだろう?」「自分の人生の中で、仕事ってなんだろう?」ということも話題にしました。自分が希望する仕事や、自分の関心や特技に合う仕事はなにかということについては色々な機会で考えてきている様子でしたが、自分好みのライフスタイルや、人生で楽しみたいこと・大切にしたいことについては、あまり想像していなかったかもしれません。それと、この1年間の成長を自己評価と他者評価で振り返るといったこともやってみました。サクサクと書き出せる生徒もいれば、なかなか思いつかない生徒もいましたが、ゼミメンバーにコメントしてもらいながら、生徒自身の良い変化を振り返ることができました。高校生活では、褒めてくれる人が全然いない!とメンバー全員が言っていたのですが、それはどうしてでしょうね(笑)

進路が決まっている3年生は、今月末にある高校最後の学年末考査に向けて、毎日勉強中です。数学、英語、理科、ビジネス計算という教科を一緒に勉強しています。最後の考査なので、直前の復習と確認もしっかりとやって、高校生活の良い節目になればなと思っています。とはいっても、3年生は次の生活を考えて、他にもやることがある様子です。引っ越しの準備とか、進学先から出されている課題であるとか、自動車免許の学科試験や技能試験とか、、、。色々とやることはありますが、春以降に気持ち良くスタートを切れるように、今の時間を大切にして過ごしてほしいですね。

退任の挨拶 高橋哲弥

2022年7月から公営塾講師として勤務してきましたが、2024年1月末をもって退任することにしました。出身地である北海道から、愛媛県の上島町へと移住をして、1年6ヶ月が経ちました。上島町でお世話になりました、高校の先生方、そして、弓削高生のみなさんにはとても感謝しています。この期間に経験したこと、感じたことを忘れずに、次の土地に向かっていきたいと思います。またどこかでお会いできることを楽しみにしています。

今回のブログはここまでです。それでは、またどこかで。

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