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アルラハマーン

前回は、神様がいかに慈悲深いお方であるのか、
について書いてみました。

ラハマ(又はラヒマ)は慈悲という意味です。

このラハマから派生した御名前の一つが
”アルラハマーン”でしたね。

”アルラハマーン”と同様に
ラハマから派生された御名前は、他に4つあるそうです。
つまり全部で5個もあるわけですね。

その5個の御名前の中で、何しろ一番際立ってるのが、
この”アルラハマーン”のようです。

アルラハマーンという御名前はクルアーンの中で57回も出てきます。
そして、そのうちの51回が単独ででてきます。
どういうことかと言いますと、

大抵の場合、神様の御名前は
二つペアーになって書かれているんです。

「我は”寛容”にして”慈悲深く”あられる」

といった具合に。

しかし、このアルラハマーンはアッラーという御名前同様、
ペアーでなく、単独で登場しているのがほとんど。
57回中51回も単独で書かれてるのだそうで、
ちょっと、、かなり、、特別なのねえ、、と
いった感じがしますよね。

それから、クルアーンの章の一つに
ズバリ
「アルラハマーン章」という章があります。
その章を読むと、
いかに神様が慈悲深い(アルラハマーン)かが分かります。

では、では、

「神様がどれだけ慈悲深いお方であるのか」
前回、チラッと書きましたが、
あーんなの、まだまだ十分ではありません、、

ということで、
今回は、前回に続いて
どれだけ神様が慈悲深いか、について考えていきたいと思います。

クルアーンの中で神様はこのように仰っています。

『あなたがたの主は、慈悲を御自分の務めとされる。』
(クルアーン6:54)

務め、つまり責務、やるべきこと、
といった意味でしょうか。
すごいですよねえ。
神様がですよ。
天と地を創った創造主である神様が
自分自身に責務を課すんですよ。
その責務がナント『慈悲』なんです。

キリスト教はよく”愛の宗教”のように言われ、
イスラム教はその反対に”懲罰の宗教”のようなイメージがありますが、
実際は、ナント
「慈悲の宗教」なんです。

「慈悲深い神様を拝む宗教」それこそがイスラム教である、と断言できます。

その証拠に預言者ムハンマドさん(彼の上に平安あれ)は
こう仰っています。

「アッラーは
 『我が慈悲は怒りよりも優先される。』と定められ、
  それを御自分の書に書かれた。」
とおっしゃいました。

ハイ、ここでも出てきましたね。
「定める」という言葉。
御自分に課していらっしゃるわけです。
もう、本当にありがたい!!

神様はいつでも、どこでも私たちをみていてくださって、
必要な物をたくさん与えてくださっています。
空気、、、必要ですよね。
これフツーに吸って吐いているので、その大切さに気づきにくいのですが、
これは大事な神様からの贈り物、ご慈悲の表れです。

では、
そーんなありきたりの物でなく(!?)
もっとスッゴイ慈悲が欲しい!という時はどうしたらいいでしょうか。

答えは、、

神様に慈悲深くあってもらいたいのであれば、周りの人や動物、植物に対し、
自分自身がまずは、”慈悲深くなる” ことです。
そうすれば、慈悲深い神様があなたに対し、とてつもなく慈悲深くいてくれます。

預言者さん(平安あれ)もそうおっしゃいました。

「周りのものに対し慈悲深い者は、最も慈悲深いお方から、慈悲を受けるであろう。
 地球上にあるものに対し、慈悲深くあれ。
 そうすれば、天の上にいらっしゃるお方があなた方に慈悲深くあられるであろう。』

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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レビューが、少しづつ増えてきています。
レビューを書いてくださった方々、本当にありがとうございました。

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私も、このレビューを見て、涙が出ましたよ!(涙、涙)

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