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神様の世界史2 玉座を支える天使の話


前回は、神様の最初の創造物は玉座である、ということでした。
これは、神様がお座りになる場所ですね。
そして、その玉座がなんだかものすごく大きいんだ
という話であったと思います。

では、今回のお話は、
その玉座を持ち支える「天使」について
考えていこうと思います。

「神様の世界史 2」

神様は、その後しばらくしてから、
この玉座を持ち支える天使を創られます。
その天使の大きさが、またしても私たちの想像を遥かに超えるほどの大きさのようです。
なんと、その天使の耳たぶから肩までの距離が、
実に700年かかるとのこと。
この700年という速さも、どのスピードで700年かかるかは
分かりません。
人間の歩く速さであったとしても、気の遠くなるような距離です。
もし、光のスピードであったら、、、。
もう無限の世界ですね。

ちなみに、玉座を支える天使の数は8体。
彼らは、常に神様を讃え続けているのだそうです。
それプラス、彼らはなんと、私達のためにも祈ってくれているとのこと。
クルアーンによると、天使たちの祈りはこのようなものだそうです。

『(主の)玉座を担うものたち、またそれらを取り囲む者たちは
 主の御光を讃え、神を信仰し、
 信じる者のためにお赦しを請い、祈って言う。
「主よ、あなたの慈悲と知識は、すべてのものの上にあまねく及びます。
 悔悟してあなたの道を歩む者たちを赦され、
 彼らを炎の懲罰から御守り下さい。
 主よ、あなたが、彼らに御約束なされたエデンの園に、
 彼らを入れてください。
 主よ、また彼らの祖先、配偶者と子孫の中の正しい者を。
 本当にあなたは威力並びなく英明であられます。
 彼らを悪から御守り下さい。
 その日、あなたが諸悪から御守りくだされた者は、
 本当に慈悲に浴した者であり、
 それこそ偉大な成就です。』
 (クルアーン40:7.8.9)

最後の部分で”その日”とありますが、これは最後の審判の日を意味します。
また、最後の最後に
”それこそ偉大な成就です”とありますが、
これは「天国へ入ること」を意味します。
天国へ入ること、それこそが本当の成功である、
と天使達は言っているわけですね。

巷には成功本がたくさんありますが、
天国へ入るのが本当の成功なんだよと書いてある本は、まずないでしょう。
成功といえば、この世でどれだけお金を得られるようになるか、
またはどれだけの地位、名声を得られるようになるかという点に
焦点がいくのが普通です。
しかし、7つの天をお創りになった神様の視点から見ると、そんなのは
本当の成功ではない。
本当の成功とは、天国へ入ることなんだ、と教えてくれています。

実際、歴史上には、ものすごい金持ちで、ものすごい権力を持っていて、
誰もがその人の言うことを聞くような君主や王様はたくさんいました。
金があって、権力があって、名声があって、欲するものはなんでも手に入った人達。
私達から見たらまさしく成功者であるわけですが、
必ずしも神様視点においては成功者ではなかった、
という人達は多くいます。

例えばエジプトのファラオ王などがいい例でしょう。
ユダヤ人を奴隷として酷使し、悪政の限りを尽くした人物です。
結局、預言者モーゼの忠告を受け入れなかったため、
海に沈められてしまいました。
彼が有していた権力や富は、彼を助けることも出来ず、
一瞬にして全てが無くなってしまいました。

ファラオ王の他にも、そんな統治者は歴史上数えられないくらい
たくさんいるはずです。
現代にも、かなりいそうですよね。
彼らは現世においては、ある意味成功者であるかもしれませんが、
来世においては全くの失敗者です。

もちろん、お金があることイコール悪ではありません。
権力、名声がある、そして欲する物すべてが手に入ること、
それらは決して悪いことではありません。
使い方によっては、とても良いものになります。
多くの人を助けることができます。
お金、権力(影響力)を使って、この世をより良い場所にして、
多くの人を幸せにできたら、こんなに素晴らしいことはないでしょう。
天使達が祈るような、真の成功(天国に入ること)を手に入れられるようになるかもしれません。

玉座を支える天使達が祈る対象は、神の存在を信じ、
その神様を信仰する人達。
プラス、悔悟して神の道を歩む人達です。
そのような人達の真の成功を、彼らはいつも祈っているそうです。

天使についてはまた、後の章で詳しく述べていきたいと思います。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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