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善悪の判断が鈍る時

神様を想う事の利点を、何回かに分けて書いています。
今回はその5回目です。

こんにちは ファーティマ松本です。

今までズィクル(神様の事を想うこと)の利点を
4回ほど書いてきました。
ちょっと復習をしてみましょう。

悪魔を遠ざける。
神様に喜んでもらえる。
心に平安が訪れる。
神様にも思ってもらえる。
罪が許される。
と、こんな感じでした。

さて、さて
今週の利点は、個人的にとても興味深いものであります。

昔、昔、イブンカイイムという学者さんが、神様を想う事の利点について本を書きました。
その本の中には100以上もの利点が書かれてあるそうです。
(スゴイですよね!)
今回は、その中の一つをご紹介したいと思います。

イブンカイイムさんによりますと
「ズィクルをしない心は曇っているので、
何が正しくて何が悪いかを理解できない」
らしいです。
そして反対に
「ズィクルをする心は、曇りなどなくキレイなので、何が正しく、
 何がよろしくないかがわかる」そうです。

私たちの心というのは、
何か悪いことをする度に、黒く染まってしまうという事をご存知でしょか。
イメージとしては、キレイな水の中に
インクを落としたような感じでしょうかね。
一滴くらいなら、まだまだ水も透明に近い色をしていますが、
黒インクがしょっちゅう落ちてきたら、
水もかなり真っ黒になってしまいます。
放っておいたら、元が水であったなんて分からないくらい黒くなってしまう事でしょう。
それと同様に、私たちの心も罪を犯す度に、ちょっとづつ
ちょっとづつ濁っていってしまうのだそうです。

そのような濁った心では、正しい判断ができないっていうの、、、
分かりますよね~。
そのような心は、周りの価値観で動いたり、
自分の欲求に従った行動をとってしまうそうです。

クルアーンにもこう書かれてあります。

「我を念ずることに怠慢な者に従ってはならない。
 その者は自分の欲求に従う者であり、
 混乱(物事の識別ができない)した者である。」
 (クルアーン 18:28)

神様のことを念じない、つまりズィクルしない人の心というのは、
混乱している。
何が正しく、何が悪く、そして まず何をするべきか、
といったことが分からなくなっている心。
世界中を見渡すと、そんな心ばっかりですよね。
私もそんな一人かもしれませんが(汗)、
もし、もっと多くの人が濁った心ではなく、
綺麗な澄んだ心を持つことができたら、
この世も随分と素敵な場所になることと思います。

3年前の夏休みに、子供達と日本へ行きました。
その間、どうも心が落ち着かない、
どうも周りの価値観に惑わされている、といった感じが正直ありました。
そのことについて、以前このノートでも書きました。

「イスラム教というメガネまたはフィルターを外していたのではないか」ということを。

しかし、、、、
メガネだの、フィルターだの、そんなもんじゃあなかったのです。
心がヤバかった訳であります。
心が濁りきっていたのです!(ガーン)

神様のことをあまり思っていなかった、つまりズィクル
をしていなかったせいなのでしょう。
今思い返せば、、、していなかったですもんね、忙しすぎて(汗)
ただズィクルっていうのは、
どんなに忙しくってもできるものなんですけどね。

では、私のように心が濁ってしまった人はどうしたらいいのでしょうか?
そのまま一生濁りっぱなしの心で、世の中に巻き込まれていないといけないのでしょうか。

答えは、、、
そうです、ズィクルです。
ズィクルをすれば、心がまたピカピカになります。
神様を想う心っていうのは、”綺麗でピカピカ”なんです。

:今週のズィクルの利点:
心が綺麗になって、善悪の判断がしっかりできるようになる!でした。

次回に続きます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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レビューが、少しづつ増えてきています。
レビューを書いてくださった方々、本当にありがとうございました。

どんなレビューがあるのか少し紹介!
「会話形式なので分かりやすい」
「イスラム教徒が何を考えるのか分かるようになるので、
 イスラム教徒と交流がある人におすすめ。」
そして、究極
「涙が出た。」
私も、このレビューを見て、涙が出ましたよ!(涙、涙)

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