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こんぺいとうの夜

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気まぐれに更新される小説とか詩とか
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2020年8月の記事一覧

潮騒の窓

さわさわという音とともに、私の目はぱっちりとさめた。枕もとのスマホを探して手を伸ばすとふわっとした君の髪が肘をくすぐる。
そうか、昨日私は。
思い至ったことに青ざめる気持ちと、うれしさに似た高揚感で本格的に目が覚めてしまった。
朝五時の海辺はもう明るく、散歩するにはもってこいのさわやかな気温。
起き上がろうと体を起こすと、まだ眠っているはずの君は私を探すように手を腰に回してくる。
「今何時?」初め

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