ふゆ。それはとうめいな季節。
こんばんは。
ここ数日で気温がぐんと低くなりましたが、みなさま、体調を崩されていませんでしょうか?
私は、朝が起きるのが辛いですが、なんとか元気にやっております。
朝起きて、自然光を浴びようとカーテンを開けたら、まっしろな雪がふわふわと舞っていました。
夢から醒めやらぬまま、ガラス越しに見る純白の景色。私はまるでスノードームの中にいるみたいだな、と思いました。時間がゆっくりと流れていくようで、ときめきが止まりませんでした。
雪が好きなのって、子どもだけだよね。
以前、そんな事を人と話したことがあります。
寒くって、移動にも気をつかう、という話をしたのですが、いざ、雪が降るとやっぱり瞳をきらきらとさせてしまう自分がいます。
文豪たちは、雪をどんな風に表現しているのか知りたくなって、青空文庫をのぞいてみました。
こういう作品を読んでいるとあらためて冬は静かで、繊細な季節だと思います。そして、今も昔も、同じような感覚を持って過ごす人がいることに心が温まってきます。
そうそう。宮沢賢治の「ひかりの素足」も冬にぴったりな作品で、幻想的な世界が広がっていてほんとうにおすすめです。青空文庫でもよめます。
コミック版もあるみたいなので是非チェックしてみてください。
冬は透きとおっていて、空気が透明になっていくように思えます。
鼻先がつめたくって、指先がかじかむ。
だけれど、冬は鉱石のように美しいから、やっぱりなくてはならないな、と思うのです。
大学からの帰り道、下校する小学生とすれ違ったのだけれど、口を開けて上を向いて、雪を食べようとしていました。
冬をからだじゅうで受け取ろうとしていて、憧れるな、と思いました。
終業式、まだかなぁ。クリスマス、なにもらえるかな。冬休み、楽しみだね。
心の中で昔の私と話したのでした。
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