見出し画像

ドライブで蘇る夫婦の絆!

昨日は最近我が家で恒例になってきた夫婦のドライブを実施した。
先月は5月の連休明けに新緑のメタセコイアを目的にしたドライブだった。
私の住む兵庫県もそろそろ梅雨に入りそうなので、前日に慌てて次の計画を立てたのだ。


思いやりを高める夫婦日帰り旅!

計画は妻への恩返しなどと言えば少しおこがましいが、今回も女性に喜んで頂けそうな場所を選ぶのが賢明だろうと考えた。
私は定年退職後に車中泊で色んなところへ行ったが、その中からドライブコースを選定した。
月曜日に思い付きでドライブに出かけることができるのも、強いて言えば倹約家の妻のお蔭だろう。

妻の好みを考えたドライブコースの選定

先月は兵庫から滋賀と東方向へ行ったので今回は西に行くことにした。
条件は日帰りできて妻が喜んでくれそうな場所だ。

私の車中泊旅の経験から蒜山(ひるぜん)の洋風庭園に行こうと決めた。
ここに一人で行った時は夫婦や女性ばかりで、男一人は私だけだったと記憶している。

蒜山の洋風庭園(ハービル)

蒜山は西の軽井沢と言われている。
蒜山にも動物と触れ合えるひるぜんジャージーランドやワインのテイスティングができるワイナリーなどもあるが、どこへ行くかは好みによって別れるところだ。

その中でも、妻の好みに合わせるとするなら洋風庭園だろうと判断した。
それが岡山県の蒜山ハーブガーデン・ハービルだ。

自宅からの距離は、中国自動車道を使えば片道170キロで2時間半程度と悪くない。
しかし高速道路を使って往復するのも味気ないと考え、寄り道することにした。

鳥取県を経由すれば距離は変わらないが1時間余分に必要だ。
しかし日本海を見ながら走ることができるルートを往路にした。


道の駅で休憩を取りながら走るのんびりドライブだ。
せっかくなので鳥取県の燕趙園という中国庭園のある道の駅にも寄り道をすることにした。

寄り道した国内最大級の本格的中国庭園

以前にも紹介した燕趙園(えんちょうえん)だが、ここは夏至に近いこの時期の夕日が美しい。
この近くにあるあやめ池公園にしようかと迷ったが、妻は来たことがない燕趙園にした。
日陰も多く休憩には持って来いだ。

燕趙園は通常入園料が500円(大人)になっているが、令和6年7月15日までは無料で入ることができる。

庭園内の高台に作られた展望台まで行くと、東郷池から吹く風が心地よかった。

東郷池からの風が心地よかった高台の建物

若いカップルはチャイナドレスをレンタルしてSNS映えする写真を撮っていた。
ちょうどあじさいも美しく咲いていた。

自宅を8時に出て、途中2ヵ所の道の駅で休憩を挟み燕趙園に着いたのが11時だった。
写真撮影を楽しみながら1時間程度園内で過ごしたら昼になった。
ここで昼食にしようかと思い道の駅の中華料理店に入ったが、セットメニューしかなく私たちには重いと感じ注文するのを諦めた。

単品メニューもあったが、ランチでは提供されていないとのことだ。
私たちの後から来た5人のグループもそれを知って入店を諦めたようだ。
私たちより更に年齢が上だったのを見てやはりそうかと共感できた。

年齢が高くなると料金や味だけではなく量も飲食店を選ぶ重要な要因だ。
結局蒜山まで我慢して蕎麦でも食べようかということになった。

夫婦の絆を深めてくれた薔薇の鉢

燕趙園から蒜山までは1時間程度だ。
蒜山の道の駅風の家の前にある蕎麦屋で天ぷらそばを食べた。
平日で1時を過ぎていたこともありお客さんは少なかったが、味、量、料金共に平均以上の店だった。

その蕎麦店から目的の蒜山ハーブガーデン・ハービルまでは10分程度だ。
ひとり300円の入園料を支払って入園した。

花々が咲き乱れた美しい洋風の庭園だ。

花の咲く観光地は多いが、やはり時期によって見ごたえは変わるものだ。
しかしこの日のハービルは最高だったようだ。
洋風の庭園と言えば薔薇だ。

多くの薔薇が咲いていて以前に来たときよりも美しかった。ハービルの洋風庭園は駐車場から一段高いテラスになっているから見晴らしもいい。

ハービルテラスからの眺望

動けば少し汗ばむがまだ梅雨最中のジメジメした天気ではなかった。
軽井沢ほどではないが、それでもここの標高は620mあるので肌に当たる風も気持ちよかった。

庭園の上にあるラベンダーも一面紫の花を咲かせていた。
年齢に関係なく花の美しさが心を癒してくれる絶景だ。

前日に思いついて計画を立てたが最高の日を選んだようだ。
絵にかいたような空といい、色とりどりの花に囲まれた時間が私たち夫婦の絆も高めてくれそうだ。

妻も私もショップで、それぞれお好みのガラスの一輪挿しを買った。
これで毎朝のウォーキングで見つけた野花を観賞する楽しみが増えることだろう。

お手頃価格のハービルのショップ

帰り際に妻が薔薇の鉢を購入しようかと迷っていた。
一度薔薇を育ててみたかったのだそうだ。
そう言えば昔、我が家の庭にも薔薇が咲いていた。

その薔薇は、私がカーポートを設置するために打設したコンクリート土間の下敷きになったことを思い出した。

私はその薔薇を買うことに迷っている妻の背中を押した。
庭の薔薇を絶やした後ろめたさが、やっと帳消しになった気がした。
たった一日のこのドライブで改善された夫婦の思いやりは計り知れないものだ。

翌日薔薇に水をやる妻の顔はいつもより微笑ましかった。

#ドライブ #夫婦仲 #薔薇園 #定年退職 #人生 #日帰り旅 #夫婦旅 #蒜山 #蒜山ハーブガーデンハービル


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?