見出し画像

日常から思い出を拾い上げる難しさ

「気付いたら金曜日の夜になってた」最近毎週そんな現象に陥っている。毎日が、特に平日があっという間に過ぎ去っていく。月曜日の仕事初めはこれから1週間長いなと感じるけど、あっという間に水曜日の週の中間となり、そしてすぐ週末を迎えている。仕事が早く終わって休日が訪れるのは良いことなんだけど、あまりに毎日が早すぎるせいで最近少し、いやだいぶ焦りを感じている。

何が焦るかって、毎日必死に仕事をして生きているというのに、その結果がただあっという間に時が過ぎていくだけなんて人生悲しすぎやしないかと。役職が上がって、仕事量が大幅に増えたせいで会社にいる時は仕事ばかりになってしまってから余計にそう感じるようになってしまった。

年齢を重ねるごとに時が経つのが早く感じるのは、毎日記憶に残るような新鮮な出来事が起きていないからだと言われている。ちなみに、この現象はジャネーの法則というちゃんとした法則が提唱されているらしい。

人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する

ジャネーの法則

僕は今年で30歳になるので、この法則に当てはめると一年の体感はたったの12日らしい。2週間も無いの?さすがに短過ぎやしないか?とも思ったりするが、年々時間の流れが早くなっているのは事実なので少し納得したようなしないような。

まあ確かに毎日同じような生活をしているとは思う。朝起きる時間、家を出る時間、会社で朝食べるご飯はどれも同じだし、会社にいる時は仕事ばかりしている。帰ってからやることは家事や家族の時間や筋トレやnoteや…少ない時間でやりたいことは大抵同じで、必然的に毎日同じような生活を送ってしまう。

僕は去年から毎日日記を書いていて、多少は毎日違うことが起きてはいるんだけど、大抵は同じ出来事だし日記を見返さないと思い出せないくらいの出来事が多い。新しい経験は記憶に残りやすいけど、新鮮な出来事はそんな頻繁に発生しない。

記憶に残らないような日々を過ごすのが嫌で、面白いnoteを書く練習にもなるかもとその日の出来事で少しでも面白い、心に残った出来事を書き上げてみようと思ったことがあった。

…が長くは続かなかった。ただの3日坊主というのもあるが、悲しくなるほどに平日は仕事ばかりで記憶に残るほどの思い出を拾い上げることが出来ない。

1日誰かと時を過ごしていれば、仕事とかいえ何かしら普段と違う出来事は起こっているはずなのだが、自分の感受性が乏しいのか、本当に単調な日々を過ごしているのか、日常を記憶に留めておく事が出来ない。

このままではジャネーの法則通りに年々体感出来る時間の長さが短くなっていき、あっという間に年齢だけ重ねてしまう。そんな人生は少し寂しい。日々成長出来るように努力するのもそうだけど、もう少し日常から思い出を拾い上げる練習をまた続けていこうと思う。

美味しいコーヒーと小説の購入に使わせていただきます