見出し画像

お遍路の旅 八十二番札所 〜牛鬼伝説〜

こんにちは(^^)自分で作ったお線香持ってのお遍路の旅。の続きです。
ツアー第二弾。すっごい雨でしたが、これもまた良き思い出です。

今回は、八十二番札所です。
『牛鬼伝説』が残るお寺です。


四国八十八ヵ所のお寺は、妖怪や不思議な伝説が残っていてワクワクします(^^)

今回は沈香&大黄のお線香を作り、奉納します。







八十二番札所 根香寺(ねごろじ)(香川県/高松市)


雨の参拝です♪



根香寺の山門


宗派・ご本尊:/天台宗
ご本尊:千手観世音菩薩
開基:弘法大師、智証大師
創建:弘仁年間(810〜824)
真言:ばざらたらま きりく そわか


山門をくぐると

階段は石段なので雨の日は気をつけてくださいね。
急で長い階段だから滑りやすいです。
この日は雨が石段に流れ落ち、滝のようになっていました。

それにしても景色がとっても美しい(^^)
新緑の季節、紅葉の季節は、またさらに素晴らしいだろうなぁ。

次回ゆっくりとご参拝したい場所です。

根が香る寺の由来とは?


弘法大師は、密教修行の地とし青峰に「花蔵院」を建立。

後に大師の甥にあたる智証大師(ちしょうたいし)が訪れた際、山の鎮守である一之瀬明神に出会い、お告げを受ける。

「この地にある毘沙門谷、蓮華谷、後夜谷に道場を作り、蓮華谷の木で観音像を作りなさい」

智証大師は蓮華谷の木で千手観音像を彫造し、「千手院」を建て安置した。
この霊木の切り株から芳香を放ち続けたことから「花蔵院」「千手院」を総称して根香寺と名づけられたといわれている。

(一社)四国八十八ヵ所霊場会ホームページより


お香に携わる者として、どんな香りだったのかとても気になる。。

私の想像では、あま~い香り。



蔵王権現&白いお猿が降臨した伝説をもつ欅。



現在はすでに枯れていたけど、とても迫力ありましたよ。



恐怖!牛鬼伝説

牛鬼の銅像どこに?
でも、探してもみつからず。。
どうやら駐車場のこんもりした茂みのそばにあったようです。

写真が撮れなかったので、お借りしました!


(一社)四国八十八ヵ所霊場会ホームページより


ウルト○マンの怪獣フィギアみたいです!



ざっくりストーリー

昔、青峰山には人間を食べる怪獣「牛鬼」が住んでいた。村人は、弓名人山田蔵人高清に頼み退治を依頼。

高清が根香寺の本尊に願をかけると、21日目の満願の暁に牛鬼が出現。
口の中に矢を命中させて退治した。

高清は牛鬼の角を切り寺に奉納。
その角は今でも寺に保存されている。

(一社)四国八十八ヵ所霊場会ホームページより


お寺には、実際に牛鬼の掛け軸と角も保存されているとのこと。こちらは非公開。

ミステリー系のテレビでこっそり見せてくれないでしょうか。
気になります。。


秘仏『千手観音木像』


雨の大師堂♪


   般若心経を唱えご祈願集中

私の作ったお線香は、真ん中あたりw
見つかりましたかw?



櫻材一木創りの秘仏
『千手観音木像』。国の重要文化財。
33年に一度のご開帳です。
次回は2036年です。


『万体観音』門


本堂に入る手前の門。
入ってすぐ右側に、3万3000体の小さな観音様が奉納されています。
全国の信者さんが奉納されたそうです。


本堂

          

本堂からの景色


梅?かな?もう少しで満開です♪



役小角(えんのおづぬ)

役の行者さんがいました。修験道の祖。前鬼と後鬼 を弟子にしています。
私は、役小角がなぜか好きです。

根香寺は、奥深い山の凜とした空気が漂うお寺でした。

山にはやはり『牛鬼』のような魔が潜むから氣を付けないと!ですね。



次回は八十一番へ!

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?