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バンクーバーに来て知ったLGBTQ2+の意味

今週はFamily Weekendって言う連休なのですが、あまり連休感しないです。コロナになってからStay Homeですし、BC州規定きびしいですし笑笑。(本当は夜のマチを閉めた方がいいんじゃないかと思ってます。)


まあ、今年に入って初雪もふって結果オーライとしましょう。今はもはや雨になってしまいましたが。


今日のトピックはできれば避けて通りたいと思っていたものです。意見が割れますし、センシティブなものですし。日本だとまあまあ認識がある人もいるかもしれませんが、私は全ッ然知らないでカナダに来たので、正直びっくりしました。「何ぞや⁈」って感じで。


で、私みたいにLGBTQ2+って何の呪文かと不思議に思っている人も、聞いたことあるけれどもっと知りたい!って人にもわかりやすいようにゆる~く語って行きたいと思います!では!



A. LGBTQ2+とは


まず、頭文字を一つづつ見ていきましょう。

L = Lesbian

レズビアン、女性の同性愛者のことです。あまり説明することはないかな、と思います。

G = Gay

ゲイ、男性の同性愛者のことです。これもあまり説明しなくていいかな。

B = Bisexual

バイセクシャル、つまり両性愛者のことです。ここら辺からちょっと複雑になってきます。他にも似てるけれどもちょっと違うカテゴリーとかもあるのですが、難しいので取り敢えず男性でも女性でも好きになることだ、と覚えてもらえれば良いです。

T = Transgender

性同一性、生まれた性とは違う性であると言う認識がある人を指します。単に男性として生まれたけれど、認識は女性、あるいは別もしかりだけではなく、Xジェンダー、ノンバイナリーとかもさします。

結構ここの線引きが難しくて間違えて “he” とか ”she” って呼んじゃってトランスの方を怒らせちゃうっていう問題があります。個人的にはまだポカってはいませんが、必ず自己紹介するときに明確にしてもらった方が良いです。”They” と言う呼び方もあります。

Q = Queer

元々は差別用語だったのが、最近になって性的少数者全体を指すようになった言葉です。だから、「私はQueerです。」と言われても、上記の一つなのか、それ以外の性的アイデンティティなのかちょっと難しい定義です。あと、結構LGBTQ2+を支持している人でも使ったりしてます。

2 = Two-Spirited

これは多分カナダ特有の部分で、ネイティブの人達から借りた言葉です。元々ネイティブの人達の間では性的役割の線引きが希薄で、あまり「女性はこうだ、男性はこうだ」と言う定義がなかったみたいです。あと、聖職につく半陰陽者はとても高い存在として見られていた、的なことからLGBTQ2+に入ることになったそうです。

+ = Plus

そして、今までの頭文字になかったジェンダーはすべてこのプラスで表しています。例えば、アセクシャルとかインターセックスとかです。

これで一応平均のLGBTQ2+の意味はカバーしたと思います。実際はLGBTQQIP2SAAとか、LGBTTTQQIAAですが、流石にそれは長すぎますよね。


B. なぜ知っておくべきか


「で、何で知らなくちゃいけないの?」って思っている人もいらっしゃるかもしれません。良い質問ですね!(はい、パクってます。)

なぜ知らなくてはいけないかと言うと、もはやこれはグローバル社会での常識だからです。

はい、それだけです。勿論深く考えることは多くありますが、知らないと恥をかきます。人の尊厳にかかることなので、間違えて認識してしまうとひどく人を傷つけたり、失礼な態度をとってしまうことになります。「自分には関係ない」と思っていてはダメです。鬱や、不眠症と同じくらいその人にかかわりあっていることであって、人格に関する問題になっています。


「自分はこういう人だ!」という自己認識を誰でももっていると思います。それを初対面の人や、友人に真っ向から否定されるのと同じです。

自分には理解できなくても、その人を人として否定しない、ありのまま、今の状態で受け入れる、そういうことが必要になってきている時代なのです。


C.クリスチャンとしての視点


最後にクリスチャンとしての視点を語って行きたいと思います。

もう前にも何度かお伝えしていますが、私はクリスチャンのホームスクーラーです。クリスチャンだからあえて公立の学校に行かず、家で勉強をしてきました。そんな私だからこそ思うのが、「愛する重要性」です。


バンクーバーは北アメリカでも一番リベラルと言われている街です。カナダ首相はLGBTQ2+のパレードに参加したりします。もうびっくりすることばかりで、最初はどう反応すれば良いのか正直困りました。

クリスチャンじゃない人によく言われるのが、「クリスチャンってアンチでHaterだからな」ということです。結局、一部の過激派なクリスチャンがLGBTQ2+バッシングをしたりすることに言及してる、みたいなことです。

これは、間違えた認識です。

クリスチャンだからと言って、みんながみんな、ヘイトスピーチをしているわけではないし、そもそもクリスチャンじゃない人にその教理を押し付けてるってことが問題です。


あまり知られていないかもしれませんが、クリスチャンって言うのは生き方で、LGBTQ2+以前に婚前交渉とか嘘をついたり、心の中で誰かの悪口を言うのもダメなんです。

「マジですか⁉」って思われるかもしれませんが、マジです。キリストの弟子の心を持った人になるっていうのは決して自分一人でできることじゃないですし、中心核的な聖句は「神を愛し、人を愛する」ことです。


だから、私個人はLGBTQ2+を支持していませんが、嫌っている訳でも否定している訳でもありません。もし、クリスチャンでありながらサポートしていたらそれは教理から外れていることなので、ちょっとそれはどうなの、って思いますが、そうでないなら自分たちの価値観を押し付けることになります。やっぱ、それは違いますよね。


更に、クリスチャンの中でも元々はLGBTQ2+のアイデンティティを持っていた、という人もいます。クリスチャンであってもSSA–Same Sex Attracted–つまり、同性愛であったりして悩んでいる人もいます。このトピックは「私達」と「あの人達」みたいな線引きをできないものになっていると思います。



「知らない」と言うだけで済ましてはいけない。理解し難いことでも理解しようと努力する、人は人として否定しない。

いつの時代でもこれは重要だと思います。長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。興味がわいた方がいらっしゃれば、もっと情報を集めてみてください。



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