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話にオチをつけるワーク

「お前は話にオチがないんだよなぁ。」
僕が地元にいた頃、2日に1回は言われていた言葉だ。
2日に1回も言われるということは、それだけ「おもしろい話」をしないといけない機会があったということだ。なぜそんなお笑い芸人みたいな環境だったのだろう?
今思うと、すごく謎なのだが、すごくいい出会いと環境と経験をさせて貰ったのは間違いない。

話を遡ろう...
僕が生まれ育ったのは岩手県花巻市というところだ。
有名な詩人「宮沢賢治」の故郷であり、
お笑い芸人「三又又三」の実家があり、
プロ野球選手でいえば「菊池雄星」や「大谷翔平」を輩出している自慢の故郷である。

そんな花巻の子供達はどうやって大きくなるのか?
中学生になると、だいたいは一回グレます。アウトローこそが正義!!みたいな感じになります。
とにかく悪いことをして「武勇伝」をつくる。これがステータスでした。
「木刀vs素手で喧嘩に勝つ」
「3vs1の喧嘩で勝つ」
「隣町の高校生に因縁をつけられた中学の同級生と決闘に向かう。」
とか全部ステータスの為にやっていました。

今だから声を大にして言えるけど、「めっちゃ怖かったし、関わりたくなかった!!」

人より体大きくて、運動神経良かったから、頼られるのよね。そして頼られるの好きなのよね。期待に応えないと!!ってなるのよね。
それが自分の存在価値なのだと思ってしまうわけですよね。。。

そんな中衝撃的な出会いがありました。
「ビックリマン」というHIPHOPクルーです。
彼らはブリーフ一枚でライブしていました。リリックも破茶滅茶でした。パフォーマンスも破茶滅茶でした。
彼らは「見た目」「リリック」「パフォーマンス」全て全身全霊で笑いを取りにいっていました。
ゲラゲラ笑うお客さんをみて思いました。
「カッコいい!!」

笑い=正義に変わった瞬間でした。。。

運命とは面白いもので、その後彼らとは同じ神輿団体「壱心會」で一緒になりました。

*花巻市には年に一度3日間「花巻祭」という行事が開催されます。ギネス記録を持っているくらい、神輿団体が多く、100を超える団体が神輿を担ぐ一大イベントです。
花巻市民はだいたいどこかの神輿団体に所属します。
・アウトローな人が集まる怖い団体
・男女でイチャつきまくるエロい団体
・1番面白いやつを決めようとかやってる団体
いろんな団体がありますね。
街で喧嘩があれば、「あぁー、〇〇會かぁ」
街でイチャつくカップルいれば「あぁー、〇〇會かぁ」
街でアホなことやってる奴いるなぁと思えば「あぁー、壱心會かぁ」みたいな感じです。

もうね。こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、壱心會はみんな馬鹿なんですよね。人を笑わせる為に体を張って、人を喜ばせる為に全力を尽くす。

そんな人達とずっと一緒にいると、人を喜ばせることが大好きになりますよね。本当にみんなと出会えて良かったです。

と、謎の人情物になってしまいブレたので本筋に戻します。
結局はこの人達と毎晩飲み明かすようになってから、しょっちゅう「スベらない話」ごっこをやるようになった訳ですね。
この人達頭がすごくいいんですよ。
映画オタク、落語オタク、お笑いオタク。
もう話の構成作るの上手いんですよね。

そして僕は話を広げすぎてしまってオトせない訳ですよね。
「お前はせっかくいいネタ持ってるのになぁ。。もったいないなぁ。」
ずっと言われてきました。オチがスパッと決まる話って面白いんですよね。
モテるんですよね。

未だ、ちゃんとオトせてるかどうか不安なのでオチをしっかりつける話の構成の仕方をビジネス本で読んでみました。その中で出てきたワークがちょっと面白かったので是非やってみましょう。

多分会社やグループでやったら盛り上がります!!

「話にオチをつけるワーク」

「やり方」複数人

①連想ゲームをしてみてください。

「バナナ」といったら、「きいろ」きいろといったら「レモン」レモンといったら「米津玄師」みたいなあのゲームです。分かりますか?柔軟な発想力にも繋がるので、単純にいいワークだと思います。

②ルールを追加します。頭とお尻のお題を決めてください。

頭→ → → → →お尻

これを誰よりも早く埋めれた人が勝ち!というワークです。ただ適当に言うわけでなく、途中からオチのことを考えなくてはならないのです。

頭→人間→女→女子アナ→田中みな実→お尻

みたいなことですね。

これの頭とお尻のお題は臨機応変に変えてOKです。
お題を変えて何回かやってみて、誰が1番頭の回転が早くて、しっかりオトせるセンスがあるかやってみるといいですね。
気が知れた仲なら、誰が一番面白いか?もやってみると盛り上がりそうですね。

ふざけてますが、これは立派なマネジメントの本に書いてあったワークなので、是非仕事でもお使いくださいませ!