夏にこそ美味しい、炭酸コーヒートニックのつくり方
「コーヒートニック」とは、トニックウォーターにコーヒーを注いで作る、炭酸のコーヒードリンクです。炭酸シュワシュワで、トニックの爽やかさや甘さがあって、暑い日にもう最高なんです。
今日は、家でドリップでつくれるコーヒートニックのレシピを紹介していきたいと思います。
レシピ
ポイントは、濃いコーヒーをつくることです。
もともとコーヒートニックは、トニックウォーターにエスプレッソを注いでつくる「エスプレッソトニック」からはじまりました。これは北欧で飲まれていたドリンクで、日本にはここ5年くらいで見かけるようになってファンも増えてきた、夏のコーヒーメニューです。
トニックウォーターの味に負けないよう、エスプレッソほどではないけどしっかり濃いコーヒーをつくることで、バランス良く、爽やかさや酸味や甘さが薄まらずに楽しめます。
濃いドリップ
濃いコーヒーをドリップでつくるために、16gの粉に対してたったの80gしか注がないレシピで淹れていきます。普通のブラックコーヒーだったら粉の量の16倍のお湯を注ぎますが、今回は粉の5倍のお湯しか注がないレシピ。
ちょっとのお湯で贅沢に、濃く落とすことがポイントです。
ドリップの時間
ドリップの時間についてですが、80gのお湯を注ぐなんて一瞬で終わってしまいます。気を抜けば1回の注ぎで注ぎ切ってしまうかもしれません。
ちびちびそそいで、80g注ぎ終わったら終わりでも、割と美味しくなると思いますが、注ぐ時間を測りながら淹れるとより安定します。
僕の注ぐペースはこんな感じです。
少なくとも1分くらいはかけて注げると、コーヒーらしい香りや甘さ、豆の個性が比較的出やすいと思います。
注いだら後は落ち切るまで待って、その間にグラスに氷を入れてトニックウォーターを用意します。
トニックウォーター
改めての説明ですが、トニックウォーターはジントニックのトニックの部分です。炭酸水に、香草や柑橘のエキス、糖分を加えた清涼飲料水です。
柑橘系の酸味と香草っぽいが感じられるので、コーヒーの酸味と相性抜群です。だからこそ、使うコーヒー豆もクリアで透き通って酸味が感じられる浅煎りと相性がいいと思います。そして淹れ方も、そもそも少ないお湯で淹れるので成分をしっかり出すのは難しいですが、がっつりコーヒーの重たさや甘さをドリップで引き出すというよりも、短時間ですっきり透明感を維持したまま酸味と香り重視での抽出があっていると思います。
トニックウォーターの種類は、市販のものだとウィルキンソン、シュウェップス、カナダドライがよく見かけます。最近だと高級枠でフィーバーツリーも見かけますね。
正直どのメーカーさんのトニックウォーターでも十分美味しくなると思います。個人的にはウィルキンソンが一番好きかもですが、一番見かけないです。ペットボトルも瓶も味は同じですが、1杯に使う量は少ないのと、瓶だとやっぱりテンション上がるので、僕は買えるなら瓶のトニックウォーターで使いたいです。
注ぎ
あとは、トニックウォーター 130gを氷が入ったグラスに注ぎ、その上にさっき淹れた濃いコーヒーを注ぐだけ。コーヒーは淹れたての熱い状態で注いでしまってOKです。
氷に静かに乗せるようにコーヒーを注ぐときれいな2層になります。これは、トニックウォーターの方が糖分などを含んでいて比重が重いためです。軽い方のコーヒーは、静かに注げば上に分かれたまま浮かぶというわけです。とは言っても僕は早く飲みたいのと、いずれ飲むとき混ぜるので、勢いよく注いじゃいます笑
お好みでライムを乗せる方もいますね。柑橘の酸味とは相性抜群です。
余った豆や古くなった豆でも十分美味しくなるドリンクです。
暑い夏だからこそ楽しめる、唯一の炭酸のコーヒードリンクだと思うので、家で気軽に楽しんでみてください!
淹れてる様子など分かりやすいよう、動画でもこのコーヒートニックのつくり方をまとめてみました。参考までに。
深煎りよりかはやっぱり、酸味がきれいな浅煎りがおすすめです。おすすめの豆も貼っておきます!
結局アイスコーヒーの美味しさが最強です。急冷式のアイスコーヒーのレシピもnoteにまとめました。
川野優馬
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