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自分らしく働くためには

最近「働く」ってなんだろうって思うんですよね。

朝の満員電車とか、就活がうまくいかないTweetとかを見たり、でもその中で好きなコーヒーを仕事にしていて、いわゆる「働いている」実感はなかったりして、何のために働くんだろうとか、より良く働くってなんだろうとか考えたりしてました。

働くとは

働くってなんなのかって考えると、何かしらの生産活動を行って対価をもらうことなのかなって思います。それはある意味自分の存在意義を人から認めてもらうことだと思っていて、アルバイトであってもどんな仕事であっても対価をもらう以上誰かの役に立っているし、誰かに価値を感じてもらえているんだと思います。

その中で、好きなことを仕事にするとか、自分のスキルを得てフリーランスで活動していくとか、ベンチャーであっても大企業であってもより良いと思う会社に就職するみたいなことって、人生をもっと楽しみたいという気持ちから来ているんだと思うんです。

これを分解すると、十分なお金を得たいという要素、何かを成し遂げたいという要素、社会に必要とされている実感を得たい、そして単純に好きなことをしたい、という要素がざっくりありそうだなと思いました。そして僕はこのどれもが、「自分らしさ」という言葉に集約しているんじゃないかなって思いました。

お金に関しても、好きな家や趣味や家族など、自分らしく生きることができるためのお金なんだと思います。人によっては長期的な安定性を求める人もいれば、短期的でも積み上げたい人もいたり、十分だと思うお金の量も人によってやりたいことや使い道が違うからこそ変わってきます。
何かを成し遂げるということ。自分のお店を作りたいっていう方向ならそのまま自分らしさだし、もやもやする社会の課題を解決したいとかだと、自分らしく生きれる社会にしたいってことなのかもって思ったり。
そして、会社で大きな仕事を任されて達成したり、自分だからできることや自分のスキルが生きて達成したいという意味では、自分という存在が社会に認められている実感を得ることにつながるんだと思っています。
好きなことではたらきたい、ということに関してはそのまま自分らしく人生を楽しみたいっていう選択なんだと思います。

こんな風にして、強引かもしれませんが、たぶん、人生に対して自分らしく生きたいという思いはみんな持っていて、自分らしさを認められることで生きている実感を持っているのかなと思ったりもします。そして逆に自分らしさを持っていれば、そして伝えることができれば、たぶん自分がはたらきたい会社には行けるはずだし、社会でのチャレンジもきっとうまくいくんじゃないかなって思います。



自分らしさとは

そこで、自分らしさとは何なんだろう、ってところなんですが、僕は、自分の感性に素直になること、そして意志を持ち自覚すること、なんだと思います。

ふと考えると、自分らしさを持つって大事だとされて、よく聞くワードですが、日本でなかなか難しいことかもとも思います。学校にもよるかもしれませんが、どちらかというと周りの意見と同じであることや自分の信念を持つことよりも、他と違うことをしないこと、輪や同調から外れないことがよしとされて育ってきたというか教育されてきた部分はあると思います。僕の勝手な思い込みかもしれませんが…。

そんな中で急に就活という場面で社会に放り出されて、「あなたはどんな人ですか」「あなたの意見はなんですか」という風に自分らしさの表現を求められると、「いやそんなに考えてこなかったし、、」となるかもと思いました。過去自動車産業で栄えたみたいに、輪を保つことでうまくいくことは確実にあるし日本人の1つの素晴らしい能力や個性だとも思うんですが、今や個の時代になって個の違いを求められたときには苦戦するかもしれないと感じます。

自分の意見を言うって結構難しいことだと思うんです。例えば僕のようなコーヒー屋であっても、コーヒーのテイスティングをして「このコーヒーどんな印象?」ってバリスタが言い合う中でも、「ちょっと甘いと思ったけど間違ってたらどうしよう、、」みたいに思ったりして、思ったままバシバシ感想を言っていくって勇気がいると言うか、自分に自信がないとできないことなんだと思います。

言っても良いんだな、自分が感じたまま素直にアウトプットして良いんだなと思うためには、思ったことをアウトプットして褒められたり認められた経験が必要だと思います。そして自分の感覚に素直になることで、自分の特徴がつかめてきて、就活でいう強みや弱みみたいなところかもしれないし、人生においては信念とか意志みたいなところにつながっていって、それが自分らしさになるんだと思います。


自分らしさを持つためには

誰だって自分らしさは持てると僕は思います。もし今、自分の感覚をアウトプットすることに抵抗があると思う人、そんなことしてこなかったよという人、好きなことを仕事にしたいけど行動できないでいる人がいたら、自分はそんなに意志が強くないしなと諦めることはなく、まず思ったことを出して周りに認められる環境に身を置いてみるのが良いんじゃないかなと思います。例えば習い事でも趣味のコミュニティでも。ゲームであってもオンラインのチームで自分が思った作戦やアクションをしてそれが結果につながって認められていくと、徐々に自分を出していって良いんだなって言う自信につながるはずです。それはその趣味の世界だけじゃなくて、リアルの世界、人生においても共通していることだと思います。

強い意志を持つことや、自分らしさを持つことは、今の環境だとどちらかと言うと逆境に立ち向かって生まれることが多いんじゃないかなと思います。僕の場合は中高の部活動で自信を持ったと思います。ちょっとした問題が起きたとき、理不尽なことがあったとき、試合で負けそうなとき、そんな時に自分のアイディアや自分の考えを出して、うまくいかない時ももちろんあるけど、うまく行ったときに周りに認めてもらえて、そして自分の考えや感性に自信を持って、どんどん出していけるようになりました。僕の場合は親も自分の行動や突飛なことでもアイディアを認め続けてくれて、そのおかげで謎の自信がついたんだと思います。コーヒーで自信があるなと思う人も、周りの起業している人も、意志を持って人生を歩んでいるなと思う人も、誰もが過去何かしらの壁を突破して自信をつけてきたように思えます。逆境に立ち向かっていくからこそ自分らしさは得られるのかもしれません。


僕自身、大学生の頃にコーヒーにであって、海外にひたすらコーヒーを飲みにいくくらいのめり込んで熱中して、もっとコーヒーをつくりたい、広めたいの一心でお店を作って、今までずっとコーヒーをやってきました。きっと自分ならコーヒーでうまくやれる、っていう謎の自信はおかげで最初からあったんですが、でも自分の感覚に素直になれたのはコーヒーをやってからでした。

豆ごとに味が違うこととか、美味しいコーヒーを飲んだ時の感覚を知ってから興味がもっと広がって、ワインとか日本酒とか、レストランの料理とか自然とかキャンプとか、リアルの体験全体に興味を持つようになりました。そうして、なんかおいしいな、なんか自分にあってるな、なんかこの場所好きだな、みたいな、感覚的な判断がコーヒーでも鍛えられたおかげか、他の人の目を気にせずできるようになりました。合ってる間違ってるの世界じゃなくて、自分はこう感じる、自分はこんな味を捉えた、というように。

コーヒーをやりながら、そうやってみんなの自分らしさを取り戻す、日常的な入り口にコーヒーがなったら良いなとか、自分自身がそうだったように、コーヒーにはそんなパワーが実際あるな、と感じたりもして、より一層コーヒーが今は好きです。コーヒーを仕事にできて本当に嬉しいです。


そんな風にして、一般的には1週間の5/7を占める働く時間。これが豊かになることで人生はきっと楽しくなると思うんです。だからこそ、働くって何なのかを見つめ直して、今日は僕なりの思ったことをだらだら書いてみました。

いろんな働くの切り取り方があると思いますし、そうじゃないよって思う人もいると思います。でも僕は働く目的は楽しむことで、自分らしくあることでより楽しめると思いました。

もっともっとみんなで、自分の興味や関心、感じたことに素直に生きていきたいなと思います。


川野優馬



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