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「窓辺の猫」第六十回 元気な子猫は眠らない

 子猫洗いました


 子猫を洗いました。まだ生後3か月すぎのこんな小さな猫を洗ったのははじめてで緊張しました。ただ、怖がったので頭やお腹など洗えなかったせいか、子猫は体積が小さい分、毛がすぐに乾いて助かりました。タオルで拭いても緊張して固まっていたのか、無抵抗だったのでタオルドライで十分に水気を取ることができました。
 せっかくだからと動画にも撮りましたが、飼い猫二匹をこれまで何度となく洗ってきた人間と思えないほど猫を洗うのがへたくそです。
 わたしに洗われたがる三毛のセミ猫は、とても変わった猫だと思います。

 初めて飼った子猫と今いる子猫とどちらがよく鳴くか

 セミ猫は私が人生で初めて飼った猫でした。家で飼うことに決まったのはちょうど今頃で、やはり雨がひどくてこのまま外に出すのはかわいそうだという結論に至ったからでした。そして、noteの毎日投稿をはじめました。
 猫とごはんことばかりでは話題が続かず、そうそうに庭や読書の話題などを書くようになりました。というのも、それだけセミ猫に手がかからなかったからではないかと今は思います。
 セミ猫はまだ飼うと決めていない外で様子を見ている段階で通院が続いていました。当時はそれでもよく遊んで元気そうにも見えました。ただ、今ケージにいる猫たちに比べたら、小食でよく寝ていましたね。この猫たちは一日に3回か4回ブツを放出するので、子猫たちのトイレ掃除だけで1日6回以上、さらにセミ猫とトンボ猫のトイレ掃除を1日4回しています。
 セミ猫は子猫の頃はもう少し鳴いて意思表示をしていました。「トイレした!」「ごはん食べた!」「遊びたい!」という感じで一声鳴いていたのです。今もかまわれたいと遠くから鳴いて呼びます。ただし、それでもYouTubeの動画で見る猫たちと比べたらかなり鳴かない方の猫ではないかと思います。何せ、シャーッて言いませんから。
 ケージの猫たちにも興味津々です。しかし、常に同じ空間で飼う可能性はいまのところありません。
 二匹の子猫姉妹、白猫アゲハ(仮の名)、キジ白シジミ(仮の名)は本当に鳴きません。アゲハちゃんは気に入らないとシャーと言います。シジミちゃんは強い不満があったりパニックに陥ると鳴き続けたりしますが、普段は全く鳴き声を聞きません。このシジミちゃんはセミ猫を拾った時ほどではないものの、見た目より弱っている可能性があります。駆虫もまだ十分でなく、セミ猫と同じアレルギー持ちではありませんようにと戦戦恐恐としています。

子猫はずっと遊び続ける


 ただし、セミ猫の場合グレインフリーなどのフードで体調が安定しています。穀物系にアレルギーがあるようです。草を食べるのが好きだったので、完全にやらないのもかわいそうかとこの季節エノコログサを2度ほどあげました。
 セミ猫は一時期早朝に遊んでくれとねだってきていました。今年に入り、それはパタリとやみました。セミ猫は遊び始めると1時間以上も相手を続けなければならない時があります。一度いつまで遊ぶんだろうとやってみたら、1時間30分を過ぎたのでこっちが根負けしてやめました。1歳すぎくらいのことです。
 今はじゃらし棒なら30回とびかかったらやめようとか私の中でルールを決めています。大人になると猫はあまり遊ばないという話を聞きます。実際もう1匹のトンボ猫はじゃらし棒が好きでも5回でやめます。けりぐるみも3分以上けり続けることはありません。
 そういえばトンボ猫がきたこの2年間のうち、特にここ1年近くは二匹で追いかけっこをすることが増えたので、その分私がセミ猫と遊ぶ時間も減ったのかもしれません。

 子猫姉妹は休憩しつつ、二匹で遊ぶのでうるさくってたまりません。掃除のタイミングを外してトイレの粗相をするようになったら困るのと冷暖房費がかかるので、私の部屋にケージを移動しました。トンボ猫はそのため、子猫たちが気に入らず以前から使っているリビングの自分のベッドに行くようになりました。朝も起こしに来ません。まず、起こさなくても私が午前3時には子猫たちに起こされてしまうのです。

 夜の9時過ぎ当たりから二匹でずうっと遊ぶんですよ。猫たちはいいですよね。昼間寝てますから。しかし、私はその時間帯に寝たいんですよ。どのみち横になっていても、あまり眠れないたちなので、猫たちのせいというばかりではありません。ただバタバタやっている子猫たちの騒々しさに日々耐えていると、我が家のセミとトンボはなんておとなしい猫なんだろうと実感させられます。
 特にセミ猫は猫の鏡です。動物病院でも手がかからず、猫ってそんなものだと考えていた私の認識が甘かったと実感しています。セミ猫は自分でごはんの量も調整できて、ハーネスも脱がず、キャリーで暴れず、一人遊びをして、人間の邪魔をしない。後輩とはなれ合わないものの、いじめもしないので本当に手がかかりません。
 子猫たちがもしどなたかの家庭で飼われることになったとして、果たしてセミ猫ほど温厚な猫になるかはまだ未知数です。ただ抱っこに関してはアゲハちゃんの感じだと、飼われたらとても抱っこ好きになる予感がします。

猫砂で遊ぶので、ブツを踏んで足が汚れてしまいます。写真ではよく分かりませんが、実は二匹とも足が汚れた色をしています。長毛の母猫から生まれており、肉球の間の毛も長いのです。
この姉妹猫は、なぜか前足上げて後ろ足だけで立つポーズをたびたびやります。一瞬なので、写真には撮れません。白猫アゲハは6月の段階では、キジ白より小さかったです。もりもり食べて大きくなりました。
メスながら足が大きいので大きくなりそうな気がします。
実物の目の色は黄色いのす。写真に撮ると白猫は茶色く映りがちです。
飼い主さんが現れないといつリリースしなければならないかとそのことばかり気にかかります。どうすればいいか考えている計画はあるのですが、お金がかかるので実現できるか分かりません。


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